入ってくるお金は減る一方、出ていくお金は増えるばかりな経済環境の今日この頃です。
自力で収入を増やすことは容易ではないのに比べ、
支出を減らすことに関しては、もしかしたら工夫の余地があるかも知れません。
本書では、そいうったお金の流出に歯止めをかける、「やってはいけない」知識を紹介。
「お金の意識」 「家計」 「節約」 「貯蓄・投資」 「ローン」 「保険」 「老後資金」と、
7つの項目に分けて丁寧に解説してくれます。
興味深いのは、つい最近までは「お金の知恵」のように扱われていた手法が、今や通用しないということ。
むしろ、支出を増やす危険性すら潜んでいる可能性もあると指摘しています。
ひとつ例を挙げると、
「配偶者の収入を103万以内に抑える」ことを否定しています。
配偶者控除の廃止がほぼ確実になるこの先、103万に抑えて働く意味はなくなる。
配偶者に収入があれば、家計のリスク分散にもつながる。
130万〜150万くらいだと、手取り額が少し減ることもあるが、
160万を超えた所からは、働けば働くほど世帯収入は上がる、というのが著者の主張です。
他にも、「投資信託」を売りたがる金融機関の思惑や、「不動産投資」の盲点、「カードのポイント稼ぎ」等。
少し前まではウマイ話と思われていたようなお金の使い方に警告を発しています。
経済環境は変えられなくても、経済感覚を変える事は可能です。
意識を変えるのに役立つ知識が、いくつか見付かるかもしれない一冊でした。