著者はプロのカメラマンであり、まずは掲載されている数々の写真はロシアのノスタルジックな情景がうまく描写されており、一分の狂いもなく何度見ても味のあるものです。
20年ほど前の旧ソ連時代から再三にわたりロシアを訪れており、皮肉っぽく書かれているところもありますが、ロシアの庶民の人となり、暮らしぶりや社会環境に対して親愛の情を持って接していることがよく伝わってきています。
ただ自己満足的な文章表現が読む側にとっては少し気になります。
ロシアは近くてもやはり遠い国であり、いまだに未知の国だといっても過言ではありません。
この著書の中には今まで聞いたことがない地名がたくさん出ており、こういった書籍を通して、ロシアという国にもう少しフレンドリーに接してみたいものですね。