■語数:400〜600語
■難易度:入試の「標準」〜「やや難」
※5.5〜7.5程度(入試難易度を10段階分類)
■問題数:20題
■出典例(中心レベル):北海道大学,神戸大学,熊本大学など
■形式:下線部和訳,語句整序,内容説明,空所補充,内容一致など
■長所
1)優れた選題
問題は現行の入試傾向に即した素晴らしい選題。
学習効果を考え,改題がなされており,設問もバラエティに富む。
河合塾の講師の手によるものだけあって,河合塾のテキスト内容に似通っている。
2)段階的な英文配置
本文の読みやすさに基づいて,
「標準」から「やや難」になるように英文が配置されている。
したがって,前半は具体的な内容で比較的読みやすいが,
後半になると,抽象度が高く内容把握に苦労する文章も増えてくる。
3)対象は標準以上の国公立大学受験者
記述問題のウェイトが高く,
主な対象層は中堅以上の国公立大学志望者ということになろう。
大半の国公立大学の読解問題の語数は500語前後であり,
難易度の面でも本書レベルの問題が中心となる。
4)丁寧な「解答・解説編」
設問解説は論理を重視したもので,
解答作成上のポイントをきちんと押さえている。
その他,詳細な語注,本文内容の100字要約,背景説明など,
非常に丁寧な作りになっている。
■短所
1)構文解析の簡潔さ
難解な構文が1〜2行の簡潔な説明のみですまされており,
復習時に不全感が残るように感じられる。
難解な構文は図解するなどの視覚的な工夫がほしい。
■参考
本書と同系統・同水準の問題集として,
『
1日30分の英語長文15』(河合出版)がある。
演習量を増やしたい向きにお勧めである。