漢方の基本理論が、まるで社会科の教科書か参考書のように
わかりやすく図入りで解説されている。
一応、実用編的に、病気や症状別の薬膳・漢方薬も掲載されていて
そちらのほうもよく説明されていると思うけれど、
この本のウリはやはり「漢方の理論」「中国医学・日本漢方の歴史」
がわかりやすく解説されているところ。
「漢方の基本理論はひとつではない」どころか、
この本で解説されているだけでも
「気」「陰陽論」「五行説」「臓腑経絡論」「虚実論」「気血水論」
(←この辺まではわりと一般的かも?)、
さらに「三陰三陽論」「温病論」…とこんなにある。
この本で、それぞれの理論がなんとか区別できるようになった。
別に理論がわからなくても漢方薬は飲めるけれど、
わかって飲めば心理的にもいっそう効きそう。
実用/ハウツー的な漢方本を読んでいて
頭でも(理論的にも)納得したくなったときに、おすすめできる。