やさしい竜の殺し方、短編集です。
本編後日談と、過去話。
『たのしい竜の出会い方』は、本編終了後のお話。
ついに“失せし秘宝”によって世界を分けることになったのだが、ウルは陽界に残るつもりでいたが、ドラゴンの長老たちは陰界に戻れという。話も聞かずに飛び出してしまった竜王に戻ってもらうために、長老たち自ら説得に向かうという話。
まあ、その間に起こるどたばた話とかです。なかなか辛い場面もありつつも、全体的にコメディ調。本編より、少しだけ成長した彼らが見られます。
そして、『かなしい竜の殺し方』。
かなしい竜の方はですねー、正直泣きそうになりました。
世界分割後のナディアをはじめとする陽界の人々の話。
セファイドと彼の親友、そしてナディアと彼女の側近の話です。
詳しくは書きませんが、この作品のファンなら、これだけでも読んで損はないと思います。
これで、連続刊行は終わり。やさしい竜の物語も、本当の意味で完結となりました。復刻してくれて本当によかった。
BLやそういったものを匂わせる描写が苦手な人にも読んでほしいなあと思います。けしてそれだけの話じゃないとわかるはずです。