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5つ星のうち 5.0
飛躍も多いが、一読に値する,
By 一フェミニスト (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: やさしい発達障害論 (サイコ・クリティーク) (単行本)
高岡健さんの書くものには、確かにしばしば論理の飛躍が見られる。しかし、「児童精神科医は、(新自由主義的な)国家の味方ではなく、あくまでも患者である児童の味方である」という「侠気」や、アカデミックな精神医学の内部に身を置きながら(岐阜大学医学部准教授)、社会学をも取り込もうという研究姿勢は貴重であり、本書も一読に値する。『昨今は、「発達強迫」あるいは「コミュニケーション強迫」とでもいうべき動向が、一部で猛威をふるい始めています。苦手さの克服のみが正しく、空気を読むことだけが善であるかのような風潮です。こうした風潮に支配された文明は、必ず文化を喪失させる結果に終わるでしょう。』(同上、p5)
5つ星のうち 3.0
文章は読みやすいが、一部疑問の箇所があり全体の信憑性に疑問が、、,
By にょにょ (日本国関東地区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: やさしい発達障害論 (サイコ・クリティーク) (単行本)
最も疑問なのは、「統合失調症は、人が集団との折り合いに悩むときに発症する疾患です。」という記述だ。あたかも原因が外部にあり、折り合いが良くなれば治ると思われる恐れがある。そもそも統合失調症は原因が不明であるし、薬物療法を含めて決定的な治療はまだないのだから、この断定には疑問符が付く。他にもADHDは「何もしなくていい」と断定するなど、極論を言って独自色を出そうとしすぎている印象(なお、この意味はADHDだからと区別せず、当たり前の対応をすればよいと言うことだが)。文章はわかりやすいだけに残念。
5つ星のうち 5.0
正しい知識で偏見を排して書かれた発達障害者論,
By
レビュー対象商品: やさしい発達障害論 (サイコ・クリティーク) (単行本)
高機能自閉症(high functioning autism)の、高機能という言葉は(high spec という意味合いを連想させ、自閉症者の天才的な暗記能力などに思いがいたってしまうが、この高機能はそういう意味合いでは全くない。 重度の自閉症者に比べ自閉症の(濃さ・薄さ)の度合いが軽度であるという意味で高機能という言葉を使っているのである。 知能が高機能というわけでは決して無い。 通常IQが70以上で知的障害を伴わない者を高機能自閉症としますが、このIQが70以上という機械的な分類にも実は大きな問題が潜んでいます。 IQが70以下でも、自閉症の三つ組の障害について「高機能な」自閉症者はいくらでもいるからです。 高機能自閉症(high functioning autism)とアスペルガー症候群(Asperger syndrom)は違うものだ、という精神科医もいるが、 私は、これは同じものだと考えており、誤解を招きやすい高機能自閉症という呼称はやめて、アスペルガー症候群(Asperger syndrom) という呼称にすべきと考えています。 なお自閉症(autism)は正式には自閉症スペクトラム( autism spectrum disorders)とするもので、 岩百合連続体として、健常者からアスペルガー症候群(高機能自閉症)そして重度の自閉症者と 一本の線上に繋がっていると考えるのが主流です。 この高岡健氏の著作は、知的障害者が地域に受け入れられ「必要な人物」として存在していた事実から解き明かし 発達障害者の歴史を分かりやすく伝えている。 誤解によって本書が読まれないとしたらすごく残念であろ。 なお自閉症についての信頼できる著作としては、少々版が古いが 小澤勲氏の『自閉症とは何か』(洋泉社)を挙げておく。 出版社が本書と同じなので推薦するのは少々気が引けるが、やはり、小澤勲氏の『自閉症論再考』(批評社) は、廉価で手に取りやすい。 日本自閉症協会会員
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