スウェーデンの小さな村、一人で静かに暮らしていた老女アストリッドの隣の家に、心に傷を負った女性作家のヴェロニカがやって来る。はじめのうちは付き合いのなかった二人もしだいにお互いを気遣い心を通わせていく。
アストリッドとヴェロニカ、それぞれの愛に満ちていた過去を語り合う場面は心に何かを訴えかけてくるようだ。素直で飾り気のない真っ直ぐな気持ちはまるで生きているかのように心の中に入り込んでくる。
物語の章すべてに添えられた言葉の数々がその章を引き立たせている。
まったく違う人生を歩んできた二人が出会い、友情を築き、愛を見出す様子は
とても惹きつけられるところがある。
外国では既に二作目の出版も決まっているということなので、はやく日本でも出版してほしい。