幼いころ家にあった本は、ほとんど母が子供の頃読んだ、“おさがり”の本でした。
古い本って特別なにおいがあります。特に母が幼いころから持っていた本なんて、更に特別に感じていたものでした。
「やかまし村」シリーズは、母も私も大好きな本でした。
特に「やかまし村はいつもにぎやか」に出てくる「サクランボ会社」のお話は、読書後母子で盛り上がったものです。
このお話では、子供たちが庭の木からサクランボを収穫し、“サクランボ会社”と称して子供たちだけで町へ売りに行くのです。
看板を持って道端に立つ子供たち。
さぁ、車は止まって、誰かサクランボを買ってくれるのでしょうか?
自分は文章下手なもので、お話の魅力は大変伝わりにくいのですが、これが楽しいのです。
リンドグレーンは、本当に子供の視点で物語を描くことが上手だなぁと、今更ながら感じます。
小学生の時この本を読んで感じたあのわくわく感が、今でもはっきりと心に残っています。
子供にとって、幸せな読書の思い出を得られる素敵な児童書だと思います。
未読の方で少しでも興味のある方は是非。