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やおい小説論―女性のためのエロス表現
 
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やおい小説論―女性のためのエロス表現 [単行本]

永久保 陽子
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「やおい小説」分析において、等閑視されがちだったテクストそのものに光をあてる。詳細な分析を通し、「やおい小説」に底流する女性の性的欲望の様態と、制度化された性への抵抗を浮き彫りにする。

内容(「BOOK」データベースより)

女性にとって、究極的な快楽のみを追究した性愛小説とはなんだろう?女性による女性のための男性同士の愛のポルノグラフィ「やおい小説」における“攻め”と“受け”のジェンダー構造を鮮やかに解き明かす。女性エロチック表現のミステリーに取り組んだ文学批評。

登録情報

  • 単行本: 349ページ
  • 出版社: 専修大学出版局 (2005/03)
  • ISBN-10: 4881251546
  • ISBN-13: 978-4881251546
  • 発売日: 2005/03
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 97,693位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 (恐らく)腐女子による、<やおい小説>分析本, 2005/7/24
レビュー対象商品: やおい小説論―女性のためのエロス表現 (単行本)
まず始めに、著者のやおい小説に対する愛着が伝わってくる本でした。
やおい小説をあらすじ、<受><攻>の要素(身体的特徴等)、恋愛形態、エロス表現に至るまで、主たる部分を分析した本というのはこれが初めてなのではないでしょうか。小説からの引用も多く、うっかりすると気になる本を見つけて萌えてしまうかもしれません。ただ、今日では膨大な量のやおい漫画が出版されている訳で、研究対象になった本には多少なりとも著者の好みによる偏りがあるような気がします。しかし、その辺を差し置いても、何となく読んでいる小説を思い出して「なるほどー」と思ってしまう部分が多々見付かるであろうことも事実です。
この本に書かれていることが全てであるということは勿論無いですが、<やおい小説>の根底に流れるものについての分析は、的を得たものになっています。<やおい小説>における一番大きなテンプレの分析本ということになっているのでしょう。
趣味としてやおい小説を読んでいる人にとっては、この研究・分析結果を読んだ後では、これからはそれらがちょっと詰まらなく感じるかもしれません。が、現代の一部の女性の間の不思議カルチャー<やおい>において、何となく感じていたそのシステム性についての解説書としての面白さは備えています。
最後に一つ気になったのは、<ボーイズラブ>という言葉については触れられていなかったことですかね。
私個人としては中々楽しめた本でしたので、これからも著者の永久保さんにはやおいの研究を頑張って貰いたいと思います。
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22 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 粗密が激しい, 2006/4/23
By 
レビュー対象商品: やおい小説論―女性のためのエロス表現 (単行本)
 具体的な作品を引用して論証する箇所が、まるで引用を楽しんでいるようにくどくて詳細なのに、それ以外の箇所は論証もなしに書かれていたりする。上野千鶴子が直感的に書いた文章は論証もされず引用され、やおいの読者がヘテロセクシャルの女性であると何の文学社会学的実証もなく書いてあり、男はレズビアン・ポルノを好むと、それがどの程度広く受け入れられているか論証せずに言っている(さして多くはないとだろう)。結論として、やおいはヘテロセクシャルなテクストだとしているが、前半部の結論が「ジェンダー・ロールから自由な」であるのに対し、エロ場面の分析で覆されたという構成になっている。だが、それならなぜレズビアン小説ではないのかを先に説明すべきだろう。あとで検討されてはいるが、ここはやはり女の同性愛恐怖を勘案すべきだったろう。概して上出来とは言いがたい。しかし、エロ小説に関して博士論文が書かれたこと自体、画期的なことだとは言えるだろう。
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5つ星のうち 3.0 男性にはお勧めしない, 2011/9/19
レビュー対象商品: やおい小説論―女性のためのエロス表現 (単行本)
 やおい小説が、男性の同性愛ボーイズラブを扱っているのは知っていたが、なぜ女性がそこに興味を持つのか理由が知りたかった。
 男性から見れば、韓ドラですらおよそ理解できないわけで、この分野は想像の範囲を超える。

 先にいえば、この本を読んでも理由はわからない。少し、切り口が文学部的に過ぎるように思う。
 物語の構図や表現も大事とは思うが、読者は、むしろ、それが、何の欲望、抑圧から来ているか、社会現象として、どう位置付けるかに興味があるのではなかろうか。

 なお、男性読者にお勧めしないのは、通常の男性は男性同性愛への潜在的な嫌悪感があると思うが、そこに露骨に抵触する内容であるからである。
 端的にいえば、本書でのセックスとは男性同士のそれである。

薔薇の名前1 オッドアイ (講談社X文庫―ホワイトハート)」という小説が頻出するが、これは、「薔薇」には意味はあるのだろうが、エーコの作品とは何の関係もなさそうだ(おそらく)。
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