寒い冬、「ひろこ」は森の友だち「りす」「とかげ」「ことり」「のうさぎ」「もみのき」に、お手紙を書きます。春になると、ドアの外には……。
ひろこちゃんの描く手紙がとてもかわいい。手紙の文面もいじらしいし、その動物の絵や切手も、みんなうますぎなくて、どんな子もお絵描きしたくなってくる、親しみやすさがあります。テーブルに置かれているいろいろなペンやはさみ、バンドエイド(はさみで手を切ったのかしら?)、おやつ……。何もかも、かわいらしく、まるで家の子? 知っている子のような感じです。
たくさんの手紙がつるされた、雪をかぶったもみのきは、そのままクリスマスツリー。そして、春には……ちゃんと動物たちからお返事がある。そうだといいなあ、と読み進めていきますが、やっぱり楽しい結末で、親子でうれしくなってしまいます。
文章もやさしくおだやかで、片山令子さん&片山健さんの森のお話は、どれも宝石のようです。