実は間違えて買ってしまった。
手元に届いて初めて、約8ミリ四方の巨大活字で印刷されていると気づいたものの、それでも、なぜ字が大きいのかわかっていなかった。ちょっとしたコレクターズアイテムをものにした気分で、他のさくら作品とともにしばらく本棚に並べておいた。
それがひょんなことで弱視用だと知り、ページをめくってみると、なるほど、巻末にそう書いてある。よくよく見ると、当サイトにも謳っているではないか。
そういえば近所に盲学校があったと思って寄付をしにいったら、あたふたされるほど喜ばれた。「さくらさんの作品じゃないですか!」と。なんでも、手に入りにくいのだとか。正直、こんなに喜ばれたのは何年ぶりかだ。
喜ばれて、かなり幸せな気分になった。さくらさんが、またしても不思議な形で楽しさを運んでくれた。
もっと大活字本をたくさん作ればいいのにね。そして、できれば表紙に「弱視用」と書いてくれると、よりスムーズに有効利用できそうな気がするのだが。