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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
さくっと読めて,
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レビュー対象商品: もつれっぱなし (講談社文庫) (文庫)
全編会話のみという構成。ちょっと変わった男女。ちょっと変わったできごとが、くどい説明もなく違和感もない会話で展開される。 会話のみという少ない言葉で的確に想像させる技術はすごいんじゃないですかね。 それって簡単そうに見えて難しいことだと思います。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
痴話喧嘩も好きだけど,
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レビュー対象商品: もつれっぱなし (文春文庫) (文庫)
例えば突然自分の恋人が、「まじめに聞いてね、いい、真面目によ?…私、実は宇宙人をかくまっているの」 (まあこの場合は、自分を男だと思っていただきたい。) とか言ってナメクジを持ってきたら、 一体どんな反応をしますか? まずは自分をからかっているのだと思う。 目の前にあるのは、まごうとこなきナメクジなのに、 しかし、そのナメクジ型宇宙人が 「やっぱりあなたもそういう人だったのね。 自分に理解できない事を、いきなり目の前にポンと置かれて この本の中で起こっていることは、突拍子もないことだけど あくまで人間は現実的だ。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「凄い」の一言,
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レビュー対象商品: もつれっぱなし (文春文庫) (文庫)
6作品を収録した短篇集。いや~…この作品、本当に「凄い」作品だと思う。 この作品の特徴は2つある。1つは、全てが2人の人間の会話のみで構成されている、という点。会話が中心になっている小説、ではない、会話のみしか存在しない小説、である。そして、もう1つが、基本的な形は同じ、という点。全ての会話が男女の会話であり、全ての作品が「○○の証明」というタイトルであるように、一方が奇抜な事を言い始め、それをタイトルの通りに証明しよう…という会話となるのである。 これだけ形式が限定されると、ワンパターンな展開になりそうなものだが、全くそんなことはない。それぞれが、全く別のテイストを持っている。例えば、「宇宙人の証明」なんかは、完全にボケとツッコミの漫才のようなテイストだし、「四十四年後の証明」は、しんみりとした後読感がある。また「嘘の証明」なんかは、会話だけでありながら、嘘かどうかを巡るミステリ小説の持つような緊張感がある。会話だけで物語を作るには、会話の進め方、テンポの良さ、など1つ作るだけでも大変だと思うのに、それぞれに全く別にテイストを持たせる著者の文章力に素直に脱帽。 気軽に読める作品なんだけれども、それがこの作品の「凄さ」の証明なんじゃないかと思う。
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