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5つ星のうち 5.0
初期ルネサンスの代表的な画家ボッティチェッリ,
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レビュー対象商品: もっと知りたいボッティチェッリ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション) (単行本)
39ページ掲載の丸紅コレクション「美しきシモネッタ」を実際に観賞して以来、もっと彼のことを知りたい、と願っていたところ、このオールカラーで素晴らしい作品を集め、解説の確かなこの「もっと知りたいシリーズ」で出版されたことは朗報でした。世界史の教科書にも掲載してある代表作「ヴィーナスの誕生」を始め、本書の表紙にも使用されている「プリマヴェーラ」はまさしく「百花撩乱、ルネサンスの春」の例えの通り、華やかさが絵から伝わってきます。解説にもあるように「東方三博士の礼拝」は、生涯にわたり最も多く手がけた主題ということで、本書でも様々な年代で描いていることが分かりました。群像の表現が得意ですから、宗教画でありながら、人々の息遣いが聞こえるようです。 61ページの彼と弟子たちによる「聖母子、洗礼者ヨハネと天使」も実物を観賞していますので、この特集は勉強になりました。 78ページに「聖母の嘆き-2つのピエタ」は、若き日の作品と比べてより感情を絵に込めているのがよく分かります。様式美を感じる作品ですが、後の時代の絵画に影響を与えたことがよく分かる作品群でもありました。 晩年の作品群の「アペレスの誹謗」「聖母子と3人の天使」「神秘の磔刑」「神秘の降誕」「ルクレティアの物語」「ウィルギニアの物語」「聖ゼノビウスの生涯」などは本当に素晴らしい絵画だと思いながらページをめくりました。解説は、九州大学大学院人文科学研究院准教授で博士(文学)の京谷啓徳氏でした。 フィレンツェのウフィツィ美術館に多くの作品が所蔵されているようです。まだ行ったことのないフィレンツェですが、95ページの美術館案内を片手に街歩きができる日を楽しみに本書を閉じました。
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