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もっと煮え煮えアジアパー伝 (講談社文庫)
 
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もっと煮え煮えアジアパー伝 (講談社文庫) [文庫]

鴨志田 穣 , 西原 理恵子
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

奔放なタイ娘と列車で向かった国境の町。高校時代からの友人と見上げたソウルの雪空。父親の生まれ故郷をたどる旅でも、酒と女に彩られた夜は変わらない……。鴨ちゃんの流れゆく旅の記録と、サイバラ画伯のミもフタもないオモシロ漫画が同居するアジア紀行。生きる事の意味を考えながら、ますます佳境に!

内容(「BOOK」データベースより)

奔放なタイ娘と列車で向かった国境の町。高校時代からの友人と見上げたソウルの雪空。父親の生まれ故郷をたどる旅でも、酒と女に彩られた夜は変わらない…。鴨ちゃんの流れゆく旅の記録と、サイバラ画伯のミもフタもないオモシロ漫画が同居するアジア紀行。生きる事の意味を考えながら、ますます佳境に。

登録情報

  • 文庫: 392ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/3/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062753391
  • ISBN-13: 978-4062753395
  • 発売日: 2006/3/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 樽井 トップ500レビュアー
形式:文庫
 この本は、西原理恵子と鴨志田穣の二人の共著であり、アジアパー伝というシリーズの四作目である。
 鴨志田氏がアジアでルポしたこと、自分が体験したことをそのまんま書いた本に、西原が本編と関係が深いような全く関係がないような漫画を添えている。鴨志田氏のルポは、社会正義を訴えたものでもないし、ルポルタージュといった社会派のものではない。各地をあちこち放浪したり飲み歩いたりする中で拾ってくる生のアジアの、裏側の営みである。当然売春婦の話もでてくるし、日本と違ってそれが十代の前半の子供だったりする本当に生々しい話だったりするし、警官や税関の腐敗の話もふんだんに出てくる。痛々しいような笑い話としてそういうのが出てくる。
 そして、いつもながら思うのだがこういう文章を書いているときの鴨志田氏は、西原理恵子の旦那として漫画にでてくる鴨ちゃんとは大違いにクールでシニカルである。酔っぱらってぐだぐだになって情けない姿になったりはするが、ある意味、かっこよいキャラクターにも見える。鴨ちゃんとイコールで結べなくなる。けれど、逆にそういう人だからこそ、現実を直視しすぎて酔っぱらわずにはいられないのかなと妙にすとんと腑に落ちてしまうところもあった。
 実のところ、この本は先日亡くなった鴨志田さんの追悼のつもりで買ったわけだが、読んでいるうちに本当に実に良く彼のことを思い出せた。文庫版のあとがきの鴨志田氏の禁酒の話からは、彼の死が予測できず、なおさらつらかったけれど、鴨志田さん、西原さんどちらかのファンの人には是非読んでもらいたい一冊である。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By USUGEN
形式:文庫
ドイさんとのコンビでのソウルの道中が楽しく、そして悲しい。

私は仕事で途方に暮れた時、この本をバッグに忍ばせ突然、半ば衝動的に一人でソウルへ向かってしまった。ポジャンマチャ(屋台)でジンロをガンガン飲み、真夜中のソウルの裏道をワケが分らなくなるほど泥酔してウロつき、ホテルの場所が分らなくなってしまった。全くイカレているが、今思うと、カモちゃんみたいになりたかったのかもしれない。

翌日またカモちゃん気取りでセマウル号に乗って、ビールをあおっていた。全くバカだ。でも、カモちゃんの言う通り列車で飲むビールは本当に最高だ。

ソウルには美味いマッカリ(ドブロク)があり、ビールのピッチャーサイズ(1.5リットル)が250円くらいで手に入り、ポジャンマチャでは安くておいしいツマミが沢山。酒好きのカモちゃんや私にはたまらない街だ。

恐らく永遠に読めないだろうけど、取材したのにカモちゃんとの仲違いで封印されたゲッツ板谷さん著・幻の「韓国怪人紀行」が物凄く読みたくなってくる。

どうしてもソウルへ行きたくなってしまう。そして体感したくなる。私にとってそんなパワーをもたらしてくれる本だ。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
追悼 2007/3/21
By 玄文
形式:文庫
鴨志田穣享年42歳。

死因は腎臓がん。

アルコール中毒、吐血と入院。彼の健康状態が悪いことは著作に何度も書かれていたが、それでもその早すぎる死には驚かされた。

彼が世に知られるきっかけは有名なマンガ家、西原理恵子さんと出会い、結婚したことだった。

そのため彼の著作は西原さんのファンが買うことも多く、彼の人気は彼本来の実力ではないという批評もあった。

しかし彼の著作を改めて読み直してみて、私は思った。

世の中には面白くて興味深い体験をしながら、それを発表する機会を与えられない人が大勢いる。

だが鴨志田氏は「西原理恵子」を通して自身の貴重な体験を語る場を得た。

そして更に彼は「西原理恵子」という体験をすることで、より面白くなったのだ。

私は西原さんを通して鴨志田氏の文章を読むことができたという幸運を嬉しく思うと同時に、それがもう読めなくなったという不幸を悲しく思う。

このアジアパー伝は彼の代表作である。

あなたもこの一連のシリーズを読むことで、氏の文章が読める幸運とそれを失った不運を理解できるはずである。

是非とも読んでいただきたいと私は希望するものである。
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