よく言われることですが、手品は「手が一つに口が三つ」と書きます。つまり、手の技術だけでは成立しません。ところが世の中のほとんどの解説本はタネやシカケの部分のみに固執し、具体的にどのように演じるかを解説されていないんですね。
この本はカードマジックを演じるに当たり、どのようなセリフを使えばいいか、どういう向きに立てば良いか、どんなタイミングでめくればいいか、「ワン・ツー・スリー」とカウントするのはどういう言い方をすればいいか…といった実践的なやり方が全て書かれています。
これはおそらく、業界初で未だに唯一の本だと思われます。
ただ単にトリックを見せて満足している段階から立派なショーとして成立させるためのステップアップとして最適な本です。
著者は東京都認定のヘブンアーティストでもあるステージマジシャン。ステージで培ってきた演技方法をテーブルマジックにも通用すべきだというスタンスで書かれています。
マジックをやる方は、是非、絶対に一度は読むべき本です。