「おくりびと」の脚本家、「料理の鉄人」の放送作家、企業のコンサルタント、大学教授…の肩書を持つ著者のアイディアのプロセスを公開した本の第二弾。
「起きてしまった事は全て正しい」という、まるで宗教家のような達観の元に、高価なバカラの年代物グラスを割ってしまった時には脚本を書き変えて元々割れる設定にし直し、「東京は初めて」というタクシー運転手には逆に親切にする。出来ることをやってこなかった部下には怒るが、お前は自分のブログに「昨日は『銀河鉄道999』をずっと見てしまった」って書いてたじゃないか!!という叱り方もどこかユーモラス。こんな上司がいたら自分ももっとやる気が出るのに…と思う若い人も多いだろう。
このまま真似することは難しいが、TAKE&GIVEではなくGIVE,GIVE,GIVEの精神はプチでも実践可能。成功ではなく人が喜ぶことを追求せよ、と読んだ。面白いが前著「考えないヒント」とかぶる。前作はそれまでの事を溜めて書いた気がするが、この本は「おくりびと」成功後、若干流して書いている気もする。