サバイバーとして生きてくる中で大切に思ってくれる人に何人も出会ってきたなと改めて思い出した。自分の中の激しすぎる怒りで相手を破壊してしまうような恐れで、大切にしたいがために近づくことを避けたり、自分の中に渦巻く気持ちを表現できなくて混乱して「ほっておいて」と言ってしまうことが多かった。とても大好きな人だった。その人もきっと私と一緒に居ながらさびしかったり、傷ついたりしていたんだろうなと・・・この本を読み進めながら思った。もう一度会いたいと何度も思い出せるような本当に大切に思って尊重してくれる人だった。その関係の中で癒されることは沢山あった。それでも関係は壊れてしまった。私の子どもの頃の体験をちょっと脇に置いたときに、私自身のその相手をパートナーとして大切に出来ていただろうか。私が性虐待を受けたことに相手は責任がある立場ではないし、味方であるはずなのにそう感じることが難しかった。私を思いやってくれているように、私はその人を思いやる余裕がなかった。私は生きることに必死だったから仕方がないと言ってしまえばそれまでだけど。そんな気持ちを思い出した。大切な人を大切にするってとっても難しい。難しいけれども、大切にしたい。本の中には、ちょっとお付き合いしたくないパートナーの話も載っていたけれど、読んでみて自分の中にある大切な思い出が拾えた気持ちでいます。