知り合いから勧めていただいて読みました。著者は宗家15代家元の37歳。NYにも1年間住んで茶道を国外からも見直した方ですから、堅苦しい作法の本ではもちろんありません。
利休の時代から、「日常の中の非日常」つまり別世界を楽しむ場だったこと。作法とはお茶をする人同士がスムーズにコミュニケーションをとるための、ある種、言語のようなもの、だそうです。
人間の本質というものは、どれだけ時代が変わろうと大きく変わるものではありません。・・・けれども逆に、生活のスタイルや在り方は、日々刻々と変わっていきます。となれば、本質を守ろうとすればするほど、変化していく現代の暮らしに寄り添い、関わっていくために、姿や形は変わってくるのがむしろ当然なのではないでしょうか。(この2つのパラグラフは引用 )
として茶道への敷居を低くしてくれています。もしかしたら茶道に限らず、伝統とは全て多少なりともこの側面を必要としているのかな、と考えました。
一読をお奨めします。