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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「日々是怪談」の続編的なエッセイ集,
By
レビュー対象商品: もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス) (単行本)
満足しました。「日々是怪談」を読んだのは随分前。 工藤さんの日常にある怪異を、 さらっと切り取ってみせてくれた「日々是怪談」は、 変な解釈もなく直球でした。 工藤さんのユーモアのセンスも混じり、 リアリティのある怪談話として、 読み手をぐいぐい惹き付けました。 (まだお読みでない方はぜひお読みください) 三島由紀夫のエピソードや家族のはなしなど、 「日々是怪談」から続く話題であり、 話が続く面白さがあります。 ただ工藤さんの本作の姿勢が、 回顧録的とでもいうべきでしょうか、 過去を振り返るスタイル。 前作では全編に満ちていたエネルギッシュな印象が、 弱くなっているような気がします。 老けるには早いんじゃないかと思ってしまいました。 もっともっと書いて欲しいですね。 ちなみに元夫の連作が、私は一番怖かったです。
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これは単なる『怖い』話じゃない,
By Lofa (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス) (単行本)
一見、軽々しいオカルト話かと思ったら全然違った。軽快な語り口で「重さ」がないが、その実、人の死や哀愁が物凄い。三島由紀 夫と川端康成のくだりは「遠い過去」を非常に身近に感じそれに結構怖い。そ の前章の哀愁と救いは胸にくるものがある。 最近は煽り気味の文体(?)やシーンで狙いすぎ感のある娯楽小説が増え、脂 っこい食事にも似たモタレを感じていたが、これは非常に清涼でしかも味があ った。オカルトが題材であるというのに……、すばらしい。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
ホラーでも小説でも無く。,
By 朧小林 (福島県会津地方) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス) (単行本)
『もしも』という枕詞が付いていたので、空想して書かれたフィクション小説だとばかり思っていた。しかし、それは間違いだった。ここでいう 『ノンフィクション作家』とは、何を隠そう著者自身の事であり、この本に収録されている話は、全て実際に体験した『実話』だという。 しかも、本職である『ノンフィクション作家』の信念に基づき、一切の脚色も行っていないとの事。 著者は霊感がある様だが霊に興味は無いらしく、非常に淡白に接します。 そして、その淡白さが、女子の好意に鈍い男主人公のようなある種のもどかしさを生じさせます。 木の軋む音にすら震えあがってしまう自分と、余りに違う所為か、いまいち入り込めませんでした。 書いていて改めて不思議な本だと感じた。
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