きっとばななさんは下北沢という街が大好きなんだろう。
調べてみたら、主人公の働く「レ・リアン」というお店は実在したんですね。
本の中での出来事と同じく、お店が取り壊しになってしまったのも本当。俳優の竹中さんがいらしてたのも本当。
おそらく小説に出てくる下北沢の他の素敵なお店たちもばななさんが実際に大好きなお店たちなのでしょう。
本の中で大好きな街に主人公を住まわせ、新しい人生を歩かせようとする・・・。
ばななさんの下北沢に対する愛がひしひしと伝わってきます。
この本は、下北沢を愛する人にとっては宝物のように愛おしい本になるに違いありません。
大好きだった父親が知らない女と心中した。そんな傷、忘れろって言われたって忘れられるはずない。
でも何があったって、人はすべてを受け入れて生き続けなければならない。
どんな状況でも好きな場所で好きな人たちと一緒に日々をコツコツと大切に丁寧に生きること・・・。
無意識にしている当たり前の生活が実はどれほど意味があるのか。
これはばななさんがいつも描いていることに共通するけど、究極な癒しと救いでもある。
こんな凄いことを何でもないことのようにさらっと書いてしまうばななさんってやっぱり好きだー。
出てくる食べ物も、相変わらずいちいち美味しいそう。やっぱりばななさんの本を読むと 生きる = 食べる を痛感する。
だからこそ、食べることはおろそかにしちゃいけない。
私はどんなに食い意地意地はってると言われても一生懸命、貪欲に美味しい物を求めていこう!!と改めて思いました(笑)