他の方によるレビューでは評判が悪いですが,個人的にはそこまで悪くないと思います。
このアンソロジーは,文字通り女の子が実は下着を履いていなかったというテーマの短編コミックですが,本自体はあくまで全年齢対象なので,当然エッチシーンに突入することはできませんし,女の子の大事なところを描写することもできません。そういう縛りの中で,いかに男の子を興奮させる描写ができるかというテーマの作品群です。少年漫画でも,下着を履いていないヒロインが主人公と同じベッドに入ってきて,このまま二人は結ばれてしまうのか?と思わせつつ,規制の問題があるので実際には何もしないで終わるという展開がときどきありますが,基本的にはそれと似たような方向性の作品ですね。
もっとも,ストーリーは作家さんによって異なり,どきどきの男女関係を描いているものもあれば,女の子同士の百合関係を描いているものもあれば,なぜ「履いていない」のか理解に苦しむようなものもあります。表現的にも性描写重視のもの,可愛い系のもの,意外に淡泊なものがあったりして,どれがいいかは好みにもよるでしょう。ただし,中学生や高校生の男の子でも読んでいい全年齢対象の作品だから,規制縛りがかかっているんだよということを頭に入れた上で読まないと,18禁的な展開に慣れきっている読者層には不満が残るでしょうね。
そういう方向性の作品であることを前提にした上で,ほぼ満点を付けて良いような作品もあれば,何を期待されているのかいまいち理解していないのではないかという作品もあったりするので,総合的には☆4つくらいが妥当な線かと思います。