大人になってから気づく発達障害(自閉症・アスペルガー障害〜著者の分類ではPDD広汎性発達障害、ADHD注意欠陥多動性障害)
(ほかに、LD学習障害があるが著者はこれを含めていないが、大人になってから気づくという概念に入らないからだろうか)
について、平易な文章で、バランスのとれた記述で、好感の持てる良書である。
発達障害に関する本は近年多いが、項目チェック式で自己判断するものなどは最悪で、障害の全体像を見誤ることになってしまいかねない。
中で、発達障害は「増えたのではなく」「目立ってきた」という論考はそのとおりである。
昔は、発達障害者はそうとは気づかないまま地域や社会に守られて暮らしていたりしたのだが、
今やその余裕のないギスギスした世界になってしまったのである。