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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「もえない」ものとは,
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レビュー対象商品: もえない―Incombustibles (単行本)
特に親しくもないクラスメイト、杉山が死んだ。杉山の私物から主人公の名前を彫り込んだ金属片が見つかる。そして以前杉山から受け取ったものの当時開封しなかった手紙。手紙に出てくる少女もまた死んでいるとのこと。それらがきっかけで主人公は死んだ杉山の死因や周辺について少し調べるようになる。そうしていくうちに、主人公は自身の記憶が曖昧な時期があることに気付く。変な夢を見るようになった主人公の前で事件が起こり――主人公、淵田悟の一人称視点で淡々と描かれる物語。事件は起きる。誰が犯人なのかも考える。だがこの物語を推理小説と考えて読むのは少し違う。最後まで読めば確かに謎は全部解かれているが、「あーなるほど」と爽快な気持ちになるかはまた別。少なくとも私はあまりそういった気分にならなかった。それをふまえて読んでほしい。 帯に「森ミステリィの異領域――冷たさと静けさの少年小説」とある。主人公の性格がさめていたり、夜や夢のシーンが多かったりするせいか、確かにこの物語にはあまり温度や音が感じられない。だがその雰囲気は決して不快なものではない。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
もえない,
By 弓月 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: もえない―Incombustibles (単行本)
初めて森博嗣さんの小説を読みました。何の先入観もなく手に取り、読み始めたらあっというまに引きこまれ、止まらなくなって一気読み。読後感がよくてもう一度読み直しました。 その後みなさんのレビューを見て、ミステリーだったのか、これ? と驚きました。そういえば殺人もあるし犯人もいる。でもまったく別のものとして読んでいました。 記憶が曖昧なせいかどこかふわふわと浮いているような感じの僕。その記憶が蘇るにつれてしっかりと地に足がついていくような、爽快感のある話だと思います。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
いかにも「森ミステリィ」,
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レビュー対象商品: もえない―Incombustibles (単行本)
森博嗣さんの小説はミステリィというにはかなり異質だ。謎は提示されるが、それが解決されることに主眼はおいておらず、場合によっては謎はなかったかのように流されてしまう。 「すべてがFになる」でデビューしただけにミステリィと付けて売りたい出版社の意向は分からなくはないが、もういい加減ミステリィとつけるのはやめた方がいいのではないか? 森博嗣さんの小説をあえて手に取る人は一般的に知られたミステリィとは違っているのは分かっているし、初めて手に取った人が戸惑うことも分かっているのだから。
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