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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ただちに健康への影響はない,
By 馬に乗った水夫 "馬に乗った水夫" (仙台) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: もう空気は読まなくていい ~ポスト3・11を生き抜くために~ (ワニブックスPLUS新書) (新書)
今日(8月13日)、子供の甲状腺から放射線検出、の記事が出た。その記事によると、この報告は、本日(8月13日)、東京で開かれた日本小児科学会で、広島大学の田代聡教授によってなされた。調査そのものは、3月下旬、福島県いわき市や飯舘村などで、1149人の子どもを対象に行われていた。その結果、およそ半数の子どもの甲状腺から放射性ヨウ素による放射線が検出された。この報告がが、8月中旬に学会で報発され、そして、記事になったというのである。いったい、このような重要な内容が、5ヶ月近くも経ってから国民に知らされるというのはどういうことなのだろうか。その、原因について、本書に詳しく説明されている。東電(および、それに代表される既得権益層)を守るために、政財官学(学界)報(マスコミ)が五者一体となって原発の事故を過小評価し、国民を危機にさらしている実態が本書で書かれている。 3・11の後、停電からやっとテレビを見ることが出来るようになったが、以後、何回枝野の「ただちに影響はない」菅直人の「影響は確認されていません」というセリフを聞いただろう。これらはすべて知っていたのに嘘をついていたことも、もはや明白である。 テレビ、新聞等の大マスコミはもはや国民に真実を知らせる気はないとしか思えない。テレビは、3・11以前の内容をほとんど同内容の番組を垂れ流すばかりで、わたしが知りたい内容に応えてくれない。自力によって、情報を検証しつつ入手し、周囲に惑わされずに判断していくことが大切だと本書は述べている。これからは、そう考える人が少しずつ増えてくるだろう。そして本書はそうした人への良きアドバイスとなる。 また、田代教授の報告によると、今回検出された放射線から換算される甲状腺への被ばく量は、子どもへの影響を最大限に考慮しても、最も多い人で35ミリシーベルトで、健康に影響が出る値ではない、ということらしい。しかし、これまでの政府や学者の言うことを考えると、こうした言説が本当かどうか信用できない。特に、本書の33ページの「水と食べ物の基準値の比較」の表を見ると、現在の日本の暫定基準値がいかにいいかげんなものかが分かる。政府や学界の発表を疑うことの大切さを教えてくれる。 「もう空気は読まなくていい」すなわち、大事な情報は自分で入手して、それが自分で信じられるならば、周りがどう言おうが自分の思うように行動しなければだめだ、という筆者の主張である。生のデータは物足りないが、この筆者の主張を読むだけでも価値があると思う。また、「水と食べ物の基準値の比較」だけでも見てもらいたいと思う。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
タイムリー,
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レビュー対象商品: もう空気は読まなくていい ~ポスト3・11を生き抜くために~ (ワニブックスPLUS新書) (新書)
たいへんタイムリーな本を読んだ。本日もスーパーに行くと、山のように福島県産の野菜が置いてあった。よく読まないと福島県産であることが分からないようなものも含めてかなりたくさん。その他の野菜も東日本産のものが多数を占める。このような現象は、昔はなかったと思う。 きゅうりを手に取り、「福島産か」と人と話し戻していると、傍らで年配の女性が悲しそうな顔をして、たくさんの福島産きゅうりを買っていた。 このような時期であるから、作者の論調は説得力がある。 私とて生産者の方はとても気の毒だと思うけど、だからと言ってなぜ社会がこんな過激なやり方で成長期の子供も含む国民全員にリスクを押しつけてくるのか理解に苦しむのだ。 この本を読むと我々日本人全員で危険分担を押しつけられているさまが分かる。 この本を最後まで読んで、「この国から(いったん)逃げよう」と多くの若者が思ってくれたらいいと思う。いったん日本の外に出て何かを学んでから、この国を立て直して欲しいものだ。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
311前の社会と決別するために,
By tomo9800 (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: もう空気は読まなくていい ~ポスト3・11を生き抜くために~ (ワニブックスPLUS新書) (新書)
震災と原発事故で3・11前の生活を破壊され、3・11前の世界に戻りたいと少なからぬ人が思っているのではないだろうか?しかし、この本で足立さんは3・11前には戻れないこと、戻るべきでないことを明確に語る。 一極集中で同意を強要される社会に対して自立した多様性のある社会を作ることを提案する。 放射能汚染問題の実態が厳しいことを前に生き残っていくためのキーワードとして「空気を読まない」ことを提案する。 3・11できっぱり変わることを決意して、新しい世界を作るためにも、そのヒントがここにある。
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