リサ・クレイパスのコンテンポラリーはどうしてもヒストリカルと比べてヒロインの魅力が足りません。このヒロインも「ミス・インデペンダント」という名のコラムニストにしては、情にもろく、優しすぎ、女らしすぎる気がします。仕事に生きている割には、その様子が伝わってきません。頭がよくて気が優しいというイメージ。ただヒーローは素敵です。ハーレクイン風のキャラクター(昔自分勝手な財産目当ての女性につらくあたられ、女性を信じられない、金持ちのプレイボーイ)なのですが、言葉や態度がやはり素敵で、読んでいるこちらもドキドキします。ヒロインも大して抵抗せずに彼のとりこになっていき、物語としては肉付けが甘いのですが、ジャックが素敵なのと、ヒロインの母性本能が素晴らしいので、とても人間的な物語に仕上がっています。このあたりはやはり力量のある作者なのだと思いました。なので、★は四つです。