書店にたたずむ、ちょっと地味な表紙の本書を見かけると、
「この本いいですよ!」と隣の見知らぬ人に伝えたい衝動に駆られる。
タイトルの”もう一日”、
人生に見切りをつけ自殺を図った主人公の男性が、今は亡き母と過ごす、”もう一日”。
ちなみにホラーではありませんのでご安心を、感動作です。
この物語の中で
『母が私に味方してくれたとき』、そして、『私が母の味方をしなかったとき』
というエピソードがところどころで回想されるのですが、
もうその言葉だけで、泣けてしまう。
親孝行をしようと思うときにはもう親はいない、
みたいな言葉がありますが、
そういう多くの人が共感してしまう想いなどを軸に描かれている作品だと思います。
読後、母を抱きしめたくなる物語です。