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もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書)
 
 

もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書) [新書]

菊池 誠 , 松永 和紀 , 伊勢田 哲治 , 平川 秀幸 , 片瀬 久美子 , 飯田 泰之 , SYNODOS
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

科学とはなにか?科学と科学でないものの間は?科学不信はなぜ生まれるのか?科学を報じるメディアの問題とは?科学を上手に使うには?―学校が教えてくれない科学的な考え方を、稀代の論客たちが講義形式でわかりやすく解説。3・11以降の科学に対するモヤモヤがきれいになくなる一冊。

出版社からのコメント

科学とはなにか?
科学と科学でないものの間は?
科学不信はなぜ生まれるのか?
科学を報じるメディアの問題とは?
科学を上手に使うには?
----学校が教えてくれない科学的な考え方を、稀代の論客たちが講義形式でわかりやすく解説。3・11以降の科学に対するモヤモヤがきれいになくなる一冊。
【目次】
1章 科学と科学ではないもの 菊池誠
「科学っぽいもの」を疑ってみる/科学を装う科学ではないもの/「正しい間違い」は科学である/証明できない「科学」、証明しようのない「ニセ科学」/ニセ科学の周辺/希望をかなえてしまう科学/ニセ科学と民主主義/よくある質問とその答え/マイナスイオンブームはどうやって作られたか/希望が科学の使い方を歪めてしまう/「疫学的思考」の重要性/他の知識との整合性/誰が科学を魔法にしてしまうのか/おわりに
2章 科学の拡大と科学哲学の使い道 伊勢田哲治
科学の領域から科学がはみ出すとき/「ローカルな知」と「モード2科学」/なぜ「モード2」が必要なのか?/モード2と人文学/環境保全におけるモード2/ローカルな知が霞ヶ浦をよみがえらせる/境界設定問題と反証可能性/境界設定問題とゲルマニウム・ブレスレット/「脳」をめぐる俗信とモード2科学は同じ?/科学哲学が環境問題にできること/「内容」そのものではなく「態度」で判断する
3章 報道はどのように科学をゆがめるのか 松永和紀
「生活に密着した科学」への誤解/エコナ問題とはなにか/一般の食品に、発がん物質はごまんとある/「発がん性」という言葉の向こう側を見る/「ゼロリスク」という幻想/政治が食の安全に介入するとき/検証を欠いたトピックが一人歩きする/「遺伝子組換え食品は食べていない」は本当か?/そもそも「遺伝子組換え」とは?/遺伝子組換え作物の環境への影響は?/「危険はない」と言い切れない科学者/遺伝子組換えが生態系を破壊する?/強い作物がすべてを駆逐する?/農業と無縁の暮らしが誤解を広げている/科学を伝えることの難しさ/「警鐘」「極端」には商品価値がある/政治、言論......懸念すべき動き/市民とメディアは正しい情報を共有できるのか
4章 3・11以降の科学技術コミュニケーションの課題

----日本版「信頼の危機」とその応答 平川秀幸
「想定外」を想定する社会へ/「信頼の危機」という問題----BSEの衝撃/「理解」から「対話」への転換/「欠如モデル」とその限界/民主化される「専門性」/日本版「信頼の危機」を超えて/日本的に変奏されるサイエンスカフェ/「理科離れ」というもう一つの危機/2000年代の科学コミュニケーションの「生ぬるさ」/一変した「知のポートフォリオ」/メディアに「原発」の文字が躍り続ける日常/科学だけでは答えられない領域----トランスサイエンス的問題/3・11以降のトランスサイエンス的問題/これからの科学技術コミュニケーションの課題/私たちも主役に、そして分断を超えて
付録 放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち 片瀬久美子
【著者紹介】
菊池誠(きくちまこと)一九五八年生まれ。大阪大学サイバーメディアセンター教授。専門は学際計算統計物理学。著書に『科学と神秘のあいだ』(筑摩書房双書zero)などがある。
松永和紀(まつながわき)一九六三年生まれ。サイエンスライター。二〇一一年に食に関する科学的に妥当な情報を収集・提供する消費者団体を設立し、ウェブサイト「FOOCOM.NET」を運営する。著書に『食の安全と環境』(日本評論社)、『メディア・バイアス』(光文社新書)などがある。
伊勢田哲治(いせだてつじ)一九六八年生まれ。京都大学大学院文学研究科准教授。専門は科学哲学・倫理学。著書に『疑似科学と科学の哲学』『動物からの倫理学入門』(以上、名古屋大学出版会)、『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)などがある。
平川秀幸(ひらかわひでゆき)一九六四年生まれ。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授。専門は科学技術社会論(科学技術ガバナンス論、市民参加論)。著書に『科学は誰のものか』(NHK生活人新書)、『リスクコミュニケーション論』(共著、大阪大学出版会)などがある。
片瀬久美子(かたせくみこ)一九六四年生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。博士(理学)。専門は細胞分子生物学。大学院進学前に一一年間、企業の研究員として、酵素の精製、酵素の応用技術の開発、遺伝子検出技術の開発、NMR・IR・MSを中心とした有機化合物の構造解析などの仕事を経験。
飯田泰之(いいだやすゆき)一九七五年生まれ。エコノミスト、駒澤大学准教授。株式会社シノドスマネージング・ディレクター。最新刊は『経農業で稼ぐ!経済学』(共著、PHP研究所)。


登録情報

  • 新書: 254ページ
  • 出版社: 光文社 (2011/9/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334036449
  • ISBN-13: 978-4334036447
  • 発売日: 2011/9/16
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3.11以降のマスコミ報道やらネット情報やらを見たうえで、科学的情報リテラシの啓蒙をしようというもの。エッセイ風だが、解説記事のニュアンスでもある。

全体として、科学とは、というより、社会における科学とは、というポリシで書かれているので、(どちらかというと)科学畑にいる人間にとってはちょっと奥歯に物が挟まったような気分になってしまう。が、科学なくして現代社会がないのと同様、社会なくして現代科学は成り立たないのだ。
というわけでこの本は、科学をあまり知らない人、が読むべき狙いではなく(読んでももちろん構わないが)、科学畑の人が社会にかかわる一員として読むべき、という狙いで理解するのが良いと思われる。

その狙い以外にも、ありがちな統計ウソとか、恣意的な(あやしい)論理展開の読み解き方とか、すぐ役立ちそうな解説も多いのがポイント。
個人的には、巻末のトンデモ商売がらみの話が、読み応えがあってなかなか好み。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 本書は、5人がそれぞれ概ね50ページを用いて、「科学とは何か」について記述した本です。
 それぞれの人がそれぞれの観点から論じたまさに「オムニバス」であり、全体として一貫した論旨展開がある「共著」ではありません。

 さまざまな観点が記述されていますが、たとえば、「ニセ科学と科学の違いは何か」(第1章)、「『モード2科学』の必要性」(第2章)、「花王のエコナ回収問題や遺伝子組み換え食品に関する一般の人の非科学的な考え方。また、報道機関は知識が乏しいまま報道していること」(第3章)、「科学について、科学者が一般の人に『一方的に理解させる』ことから、『対話する』ことへの転換の重要性」(第4章)、「科学のふりをして人をだます手法。気を付けるべき点」(付録)などが書かれています。けっこう興味深いテーマ設定であり、私たち生活者が備えておくべき科学リテラシーを学ぶことができる本です。

 私の場合は、とりわけ第3章がすばらしく感じました。
 これまでも「米国産牛肉の全頭検査や放射能に関する極端な拒否反応など、食品の安全に対する人々の考え方はちょっと非科学的なのでは?」と感じ、「マスコミも科学的でない稚拙な報道をしている」と思っていたので、著者の明快な主張に「わが意を得たり」という感じがしました。

 本書は、さまざまな観点から「科学」をみつめなおすことができる本であり、なかなか興味深い本です。良書と思います。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
科学に関する5つのテーマを一冊にまとめた本です。
科学と科学でないものの境界を「大槻教授」のように隘路に入り込むことなく考証し、それがモード2科学というものの必要性につながること。マスコミがもっと賢くならなければ正しい科学知識が伝わらないこと。そしてその実態を示しています。
特に科学的に「正確な表現」を誤解させる方向に導く、白か黒かを求めるマスコミの姿勢(ゼロリスク問題)は、報道をそのまま信じるのではなく、メディアに対するリテラシーの必要性を痛感させられました。あれほど騒がれた「内分泌撹乱物質」や花王の「エコナ」の話題が現在では誰も口にしていないという指摘には、当時真剣に問題と思っていた自分自身のリテラシーの足りなさを痛感した次第です。
ただ一応私は理系出身なので、普段の会話の中でも「正確な表現」が出てしまいます。それに対し、「どっちやねん!」というツッコミが入ることもあります。英国の事例も紹介されていましたが、国民性についても考えさせられる本でした。
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最近のカスタマーレビュー
本のタイトルにダマされちゃったかな
各章ごとのひとこと感想。

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