----日本版「信頼の危機」とその応答 平川秀幸
「想定外」を想定する社会へ/「信頼の危機」という問題----BSEの衝撃/「理解」から「対話」への転換/「欠如モデル」とその限界/民主化される「専門性」/日本版「信頼の危機」を超えて/日本的に変奏されるサイエンスカフェ/「理科離れ」というもう一つの危機/2000年代の科学コミュニケーションの「生ぬるさ」/一変した「知のポートフォリオ」/メディアに「原発」の文字が躍り続ける日常/科学だけでは答えられない領域----トランスサイエンス的問題/3・11以降のトランスサイエンス的問題/これからの科学技術コミュニケーションの課題/私たちも主役に、そして分断を超えて
付録 放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち 片瀬久美子
【著者紹介】
菊池誠(きくちまこと)一九五八年生まれ。大阪大学サイバーメディアセンター教授。専門は学際計算統計物理学。著書に『科学と神秘のあいだ』(筑摩書房双書zero)などがある。
松永和紀(まつながわき)一九六三年生まれ。サイエンスライター。二〇一一年に食に関する科学的に妥当な情報を収集・提供する消費者団体を設立し、ウェブサイト「FOOCOM.NET」を運営する。著書に『食の安全と環境』(日本評論社)、『メディア・バイアス』(光文社新書)などがある。
伊勢田哲治(いせだてつじ)一九六八年生まれ。京都大学大学院文学研究科准教授。専門は科学哲学・倫理学。著書に『疑似科学と科学の哲学』『動物からの倫理学入門』(以上、名古屋大学出版会)、『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)などがある。
平川秀幸(ひらかわひでゆき)一九六四年生まれ。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授。専門は科学技術社会論(科学技術ガバナンス論、市民参加論)。著書に『科学は誰のものか』(NHK生活人新書)、『リスクコミュニケーション論』(共著、大阪大学出版会)などがある。
片瀬久美子(かたせくみこ)一九六四年生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。博士(理学)。専門は細胞分子生物学。大学院進学前に一一年間、企業の研究員として、酵素の精製、酵素の応用技術の開発、遺伝子検出技術の開発、NMR・IR・MSを中心とした有機化合物の構造解析などの仕事を経験。
飯田泰之(いいだやすゆき)一九七五年生まれ。エコノミスト、駒澤大学准教授。株式会社シノドスマネージング・ディレクター。最新刊は『経農業で稼ぐ!経済学』(共著、PHP研究所)。
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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
科学畑の人が社会にかかわる一員として読むべき,
By K Tailor (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書) (新書)
3.11以降のマスコミ報道やらネット情報やらを見たうえで、科学的情報リテラシの啓蒙をしようというもの。エッセイ風だが、解説記事のニュアンスでもある。全体として、科学とは、というより、社会における科学とは、というポリシで書かれているので、(どちらかというと)科学畑にいる人間にとってはちょっと奥歯に物が挟まったような気分になってしまう。が、科学なくして現代社会がないのと同様、社会なくして現代科学は成り立たないのだ。 というわけでこの本は、科学をあまり知らない人、が読むべき狙いではなく(読んでももちろん構わないが)、科学畑の人が社会にかかわる一員として読むべき、という狙いで理解するのが良いと思われる。 その狙い以外にも、ありがちな統計ウソとか、恣意的な(あやしい)論理展開の読み解き方とか、すぐ役立ちそうな解説も多いのがポイント。 個人的には、巻末のトンデモ商売がらみの話が、読み応えがあってなかなか好み。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
自分自身のリテラシーの足りなさを痛感,
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レビュー対象商品: もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書) (新書)
科学に関する5つのテーマを一冊にまとめた本です。科学と科学でないものの境界を「大槻教授」のように隘路に入り込むことなく考証し、それがモード2科学というものの必要性につながること。マスコミがもっと賢くならなければ正しい科学知識が伝わらないこと。そしてその実態を示しています。 特に科学的に「正確な表現」を誤解させる方向に導く、白か黒かを求めるマスコミの姿勢(ゼロリスク問題)は、報道をそのまま信じるのではなく、メディアに対するリテラシーの必要性を痛感させられました。あれほど騒がれた「内分泌撹乱物質」や花王の「エコナ」の話題が現在では誰も口にしていないという指摘には、当時真剣に問題と思っていた自分自身のリテラシーの足りなさを痛感した次第です。 ただ一応私は理系出身なので、普段の会話の中でも「正確な表現」が出てしまいます。それに対し、「どっちやねん!」というツッコミが入ることもあります。英国の事例も紹介されていましたが、国民性についても考えさせられる本でした。
19 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
付録がよい,
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レビュー対象商品: もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書) (新書)
人々が往々にしてダマされてしまう所謂「えせ科学」について論じたものです.複数の著者がそれぞれ専門的な立場から,本当の科学とは何かということについて述べていますが,それぞれの主張が強すぎて若干統一性に欠ける気がします.付録になっていますが,巻末の「放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち」は実例として非常に興味深いものでした.デマはどのようにして生まれるのかという話は確かにそうだろうなという感じです. メディアリテラシーを高めたい方は是非どうぞ.
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「科学的思考」の重要性
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投稿日: 3か月前 投稿者: mutantmogura
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