Mac愛用者の一人として、刊行直後に手に取った。Macintoshビジネスを日本で立ち上げた縁の下の力持ちの面々の様子は、手に汗を握るように面白い。プロジェクトXでは、最近ようやくトロンを取り上げたが、基本的にハード寄り、大プロジェクトに偏る嫌いがある。その点、これは、ソフト業界の先駆者達の苦闘の歴史に満ちている。ああそうだったのか、と納得させられることもしばしば。新規事業立ち上げの難しさ、面白さを追体験できる生きた教科書とも読める。ただし一社だけ、新規事業立ち上げの成功は全く偶然で、関係者誰一人として成功を信じていなかったというものがあった。多少つき合った経験では、成功を信じて奮闘した人々もいたように見えるのだが?この記事を読みながら、お隣の独裁国家を連想した。!事実を抹殺し、戦いの中で倒れた兵士たちを粗末にする社会や会社に、果たして未来があるのだろうか。1984のコマーシャルを連想してしまう。
それ以外は、どれもNHKで番組にしてもらいたいくらい、わくわくするものなので、それだけが唯一残念で、星を一つ減らした。