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もうひとつのMONSTER―The investigative report (Big comics special) コミック – 2002/6


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商品の説明

商品説明

   1995年から2002年にかけて「ビッグコミックオリジナル」誌上で連載され大反響をよんだ『MONSTER』に関するノンフィクション「風」読みものである。2000年のある医院での惨殺事件を発端に、ヴェルナー・ヴェーバーというジャーナリストがヨハン・リーベルト事件の謎を「取材」する、という体裁で、現地の写真や資料を差しはさみながら進行していく。もちろん答えは明白であるのだが、最後まで本書がフィクションなのかノンフィクションなのか、はっきりと記述されることはない。

   ヴェーバーの取材をうけ、エヴァや、ルンゲ警部といったあの面々の口からさまざまな真実が語られていく。「顔写真に関しては、撮影を固辞する人が大多数を占めたため、インタビュー後、わたしの記憶にある彼らのスケッチを載せることで代用した」とあるように、スケッチ風に生き生きと彼らが描かれているのはファンにはうれしいところ。

   多くの謎を残したまま終わった『MONSTER』の続編やサイドストーリーが多くのファンから熱望されていたことは間違いないが、実際に漫画として描かれていたら、興ざめだったかもしれない。それを、この第3者の目を通した「ノンフィクション」という形で描ききった浦沢の鮮やかな手腕には脱帽である。本書のラストでは、漫画では描かれなかった「事実」の片鱗がちらりと語られていて、新たな謎を残す。ファンの悶々とした気分は、当分消えることはなさそうだ。(門倉紫麻)


登録情報

  • コミック: 349ページ
  • 出版社: 小学館 (2002/06)
  • ISBN-10: 4091852793
  • ISBN-13: 978-4091852793
  • 発売日: 2002/06
  • 商品パッケージの寸法: 18.8 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

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46 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ピエロ 投稿日 2002/7/20
形式: コミック
大人気のマンガ「モンスター」の関連本です。が、ただの関連本、副読本と侮ることなかれ、とても凝ったつくりで、おもしろい本に仕上がっています。
詳しく書くと興が削がれてしまうので書けませんが、本書の著者(ということになっている)ヴェルナー・ヴェーバーなる人物が、調べていた事件の影に「怪物」の存在を嗅ぎつける。その正体を探るため、以前にあった「怪物」の事件の関係者(マンガの登場人物たち)にインタビューをして事件を再構築し、それとともに「怪物」を白日のもとに暴こうとする、といった内容です。
この本を読まずして「モンスター」を語るなかれ!とまで言っていいくらいよくできた、ファンならば必読の一冊です。
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30 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 belleking 投稿日 2003/4/3
形式: コミック
こんなに心に届く作品はないのではないでしょうか。
本編“MONSTER”を読んだ後、必読です。相乗効果があるのは、間違いなし。
ですが、本編もサイドストーリーも謎を秘めたまま・・・。
行き場のないドキドキをどうすればいいのでしょう。
個人的には浦沢直樹さんのラフスケッチが見られるのもお得だと思います。
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33 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 亜魔銀 投稿日 2005/12/6
形式: コミック
ある殺人事件を追うことで、ヨハン事件の真実に近づいていくという作品。

漫画版『MONSTER』で語られることのなかった謎が明らかにされている。

しかし、一つの謎が解決される度に新しい謎が出てくる。結局、読者には釈然としない部分が多く残るのだが、

だからこそこの作品の魅力は尽きることがないのだと思う。

本当の恐怖とはなんであろうか。

ヨハンの存在か?

ボナパルタやチャペックのような人物か?

名前を奪う行為か?

恐怖の対象は人それぞれであろうが、その恐怖の一つ一つが螺旋のようにつながっている。

その先に何があるのか…。

恐怖とは想像力そのものなのだと思い知らされる作品に仕上がっている。

小説の最後に「めざめるかいぶつ」という童話が掲載されている。漫画版で登場した童話のような後味の悪さはないが、

独特な雰囲気を放っている作品ではある。この童話をどのように捉えるかも人それぞれだろう。

漫画でハマった人は是非とも読んでいただきたい作品である。
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21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 "koiyayu" 投稿日 2004/3/24
形式: コミック
私はMONSTER全巻を読んだ後に、この本を読ませていただきました。
ヴェルナー氏が追っている事件が、前にあった事件と類似していると踏んだことから、この話は始まります。
それがモンスターの事件なのです。
ヴェルナー氏は、モンスターに出てくる方々や、その関係者にインタビューしてまわるのです。
モンスターの全貌をあぶり出す為に。
そして、ヴェルナー氏が今追っている事件のなぞを解くために・・・
この本を単独で読むのも十分に楽しめると思いますが、
私は、モンスター全巻を読んでからこの本を読むことをお勧めします。
モンスターは謎の多い事件の物語です。
モンスターを読んでからのほうが、その事件の謎から起こる恐怖は増すと思うのです。
この話が実話か、それともやはり作り話なのか、
あなたは、この本を読んでどう思うでしょうか。
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34 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 若村さき トップ1000レビュアー 投稿日 2002/7/3
形式: コミック
吉田秋生『Banana fish』と並ぶ、空前のスケールの大河劇画『Monster』には、読み終えた後、数多くの疑問が残る。「赤い薔薇の屋敷」とドイツの「511キンダーハイム」との関係は?フランツ・ボナパルタは、なぜあのような権限があったのか?『超人シュタイナー』の最終回は?などなど。この『もう一つのMonster』では、劇画では到底書ききれなかった、膨れ上がる宇宙空間のような「Monsterの世界」が明かされる。本当なら、作品は作品としてつまり劇画は劇画として完結すべきで、このような補完は邪道だと思うが、劇画の枠を超えた「Monsterの世界」として、味わいたいと思う。なお「Monsterの世界」はまだ終わっていない。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ロブ 投稿日 2007/1/4
形式: コミック
モンスターという作品を読み終え今作品を読むと現実か空想か分からなくなる。一種の薬物的な作品だ。
更に後日談の今作品は隠された謎の解明と新たな恐怖の始まりが書かれており、怪物は消えない存在だと思わされた。
巻末の童話『めざめるかいぶつ』の後味の悪さはボナパルタ作品よりは弱いが気味が悪く吐き気に似た不快感は、こちらが上だ。人によって様々な見解があるけど、これは誰でも怪物に化けてしまう可能性があると感じた。不幸な少年は一つの幸せを手に入れたから怪物になった。しかし最後の一つ前の場面の捉え方によってはラストが二つに別れる、と自分は見解した。
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