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もうひとつの日本への旅―モノとワザの原点を探る
 
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もうひとつの日本への旅―モノとワザの原点を探る [単行本]

川田 順造
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ワザによって外界にはたらきかけてゆく主体的身体としてのヒト。ワザがはたらく対象であり道具でもあるモノ。ワザを媒介とするヒトとモノの関わり方への考察をとおして、稲作以前の列島文化の深層を、南海からの視点で照射する、創見に満ちた日本文化論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川田 順造
1934年(昭和9年)東京生まれ。東京大学教養学部教養学科(文化人類学分科)卒、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。パリ第5大学民俗学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授、広島市立大学国際学部教授、神奈川大学大学院歴史民族資料学研究科教授を経て、現在神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 286ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/03)
  • ISBN-10: 4120039234
  • ISBN-13: 978-4120039232
  • 発売日: 2008/03
  • 商品の寸法: 19.4 x 14 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By dvrm トップ100レビュアー
形式:単行本
 レヴィ=ストロースの著作の翻訳者として知っていた川田順造氏、氏の著作を今回はじめて読んだが、非常に面白い内容だった。

 本書は21の章に分かれ、「イネとタケの文化を問い直す」から「ヤポネシアの視点へ」まで、著者自身が事例研究の数々によって得た日本、フランス、アフリカ、各地域の道具の作られ方・使われ方・受け継がれ方を観察し、解釈し、相互に比較していく。また、日本、といってみても北海道・北東北、琉球、大和日本といった風に異なる文化伝統があったことに著者は着目し、造船技術の違いを例にして相違を明らかにする。さらに、伝統技術が失われていく現状、伝統文化を保存することの意義及び問題点など、話題としては「モノ」と「ワザ」に関わる事柄を一貫して取り上げながら、議論の重点は多岐にわたって変化しつづけている。

 書物として一定のディシプリンが貫かれているわけではないが、つらつらと読んでいけば興味深い一節が多くあるし、議論のボトムラインが身体技法に関わることなので、自分の側に引き寄せて考えることが比較的簡単に出来る。柔らかそうに見えて深い洞察のある1冊。
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