CDSから読み取れるギリシャの現状、ユーロ圏の国ごとのGDPからわかる危機の影響度、ギリシャ国債を大量に抱えている国など、事態の現状を書いておりユーロ危機がどのように連鎖していくかの理解が深まると思います。ユーロ危機の理解という面では最高に良い本だと思います。
著者はユーロ危機にとどまらず日本国債が暴落し、日本でもインフレが起こると確信しています。しかし、日本国債はほとんどが日本で消化しているのにどのような過程で国債は暴落すかの説明が不十分だと思います。
日本の銀行が国債を手放さざるを得なくなり暴落するのか?
国債先物が大量に売られて暴落するのか?
CDSの数値が急上昇しておきるのか?
著者の文章だけでロジカルに国債暴落⇒インフレという流れが起きるという確信は持てませんし、起きる可能性がある程度しか思えません。
日本国債暴落のプロセスを書いてないので、正直不安を煽っているだけという印象があります。
プロセスはわからないのか?わかっているが書かないのか?どちらにしろ根拠やプロセスを理解せず日本国債は暴落すると理解するのは良くないと感じました。