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もう、誰も教えてくれない 撮影・VFX/CG 「アナログ基礎講座I」
 
 

もう、誰も教えてくれない 撮影・VFX/CG 「アナログ基礎講座I」 [単行本]

古賀信明 , ハリウッドで活躍する上杉裕世氏コメント帯がつきました!
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

「アナログ基礎講座I」は著者が30年間に渡る撮影現場経験、特殊メイク、マットペイント、モーションコントロール合成装置開発、
アナログからデジタルへの過渡期、そしてCGIへと移行する技術革新、変遷の流れの中で
多くの置き去りにされようとしているアナログ技術やその考え方を、より分かりやすく、より楽しく興味が持続するように注意を払って執筆したものです。
一般のCGやVFXを教える学校等では中々教わる機会が極端に少ないにも拘らず、アナログ技術は今でも有用なものが少なくありません。

本書で一番大事にしている考え方は「何故そうなのか?」というものの道理を理解する事です。
これがひとつ判ると「プラスの連鎖」が始まり、知識が知識を呼び、どんどん面白くなって行きます。
逆に、判らない事しか無いと「負の連鎖」が始まりどんどん面白くなくなって行き、やる気が失せてしまうでしょう。

CGに関連したツールはかなり高度になり、フォトリアリスティックな表現も可能になってきました。しかし、その結果も同じツールを使うが故の「個性の無さ」も確かに存在します。
その差別化を図る上でも、「アナログ技術の応用」は大きな力を秘めています。
競争相手を引き離したい、より個性を伸ばしたい、他人と全く違うアプローチがしたい、もっと深い理解をしたい、知識欲を満たしたい、何か新しい表現をしたい・・・といった人にも強くお勧めします。

登録情報

  • 単行本: 208ページ
  • 出版社: 株式会社スペシャルエフエックス スタジオ; 初版 (2012/1/15)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4990511719
  • ISBN-13: 978-4990511715
  • 発売日: 2012/1/15
  • 商品の寸法: 25.7 x 18.2 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 10,174位 (本のベストセラーを見る)
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By qurampa
本書は教科書である。哲学書であり思想書でありバイブルでもある。
そして極めて秀逸な参考書でもある。

特に理系脳のクリエイターの場合、理屈から理解したい、理屈を知りたい場合が多いと思うが本書はその疑問を解くひとつの道筋を示している。

個人的に興味深いトピックは3つ。
・スターウォーズ(エピソード4)オープニングのスターデストロイヤーの撮影テクニック。
個人的に知るかぎりあのシークエンスの撮影技術をここまで理論的に技術的に詳しく推測解説した書は記憶になかったように思う。

・カラーチャートの流れからNASA火星探査機オポチュニティに搭載されたコケシ状のグレースケール(サンダイアル)の話。
この一章だけで、科学的に測定する「色」と広報用の「色」が何故ちがうのか、適切な色温度がいかに難しいか、豆知識としても非常に面白く興味深かった。

・人間の認識する画像はかなりいい加減だということ。
無限の情報、階調を持つ自然光景からいかに情報を間引き選別し効果的に記録媒体に写しとるのか、そして万能であると思われてた人間の視覚がいかにいいかげんで良い加減に自分に都合よく情報を切り取っているか 等々。思わずなるほどと唸る記述が多々ある。

VFX/CGカットというのは単に本物や本物らしい表現をそのまま再現することだけではなく、情報を操作して誇張し間引き捨取選択を行い効果的に見せる又は魅せる事である。
それを筆者は理論的に記述している。(いやこれは哲学かもしれない)
本物をそこにあるように表現するのではなく、本物らしく見せる為の手品でいうところのテクニックが必要だと繰り返し強調しているように感じた。

目で見ているものと脳が見ているものは違う
記憶や経験で見ている

例えるなら、写真と絵画の違い。
ありのまま写し取るのが最善で最高であるなら、何故我々は絵画に魅了されるのだろうか?
筆のタッチは悪くパースも寸法も完璧ではないのに?
マンガあるいはアニメでもいい。実写よりマンガ絵のほうが好ましく感じる場合も多いがこれは人間が自分の脳内で勝手に妄想変換しそれを心地よいと感じるからではないだろうか?

行間からは「VFXの絵作りにはそんな裏付けや心理が必要なのではないか?」というような筆者の問いかけが繰り返し述べられる。

VFX関係の解説書、メイキング本といえば古くは中子真治氏の『SFX映画の世界』やあるいは米国のシネフェックス等があるが本書はそれに匹敵するほどの優れた参考書専門書かもしれない。
『かもしれない』、というのは本書がまだ基礎編の第1作目でありそれほど多くの実際例実践例は書かれてないからである。
にしても前述した2誌は制作現場にはやや遠い立場にいる方が筆者であるので、実際的な実践的実戦的手法を「知りたい!」と思う場合、ややピントの外れた記述が少なくない。

本書の執筆者である古賀氏は長年日本のVFX業界に身を置き、その手法や問題点を微に入り細を穿つように記述しており、VFX分野でないキャメラマンや照明マン、美術や制作側にも特撮あるいは合成、CG等の一見複雑怪奇な作業の流れ、仕組みを解説している。

さて、本シリーズは第1弾であり今後第2弾、第3弾と続く予定であるらしい。
今後どのような展開になるか大いに楽しみである。

次回次々回で目からウロコが落ちるような「そうだったのか!」と思わず唸るテクニックが理屈で理解できるような、そんな期待が高まる。

本書は映像を志す全ての者の技術的構造的心理的理論的な解決方に、必読書に成りうる、と確信する。
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CG業界で20年以上働いてますが、読んでみると「おぉ、なるほど」と膝を打つこと数回、いや数十回
まだまだ勉強する事が沢山あるのものです
自分がこの業界に入って間もない頃、CGはまだ今ほど一般的な時代ではなく右も左も分からない状態でした
そんな時、経験豊富な会社の先輩達がアレやコレやとCG以外のアナログ的な事も含めて教えてくれたものです
CGの業界だからデジタルな事を知ってれば大丈夫、というのは間違いなんですね
CGだからこそ、映像制作に関する様々な事を知っておかなければ良い画作りは出来ない、と厳しく教えられました
ひとつ質問したら10は返ってくる、そんなちょっと面倒臭くて(笑)でも尊敬できて頼もしい
あの頃の先輩が本になったような、本当にもう誰も教えてくれない事が沢山書いてある貴重な本だと思います
CG業界で働く人ならぜひ一度手にされることを強くオススメします
読了後、あなたの作る作品がさらに深い輝きを放つ素晴らしいものになる事を願って
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tok
本書はVFXの教科書です。が、「アナログ感」たっぷりの読み物でもあります。
企画書、絵コンテ、レイアウト画、撮影、CG制作、編集、等々の作業に行き詰まったら本書を一読されることをオススメします。
本書は「実写映像は何故こう見えるのか」の答えと原理が理解できるようにまとめられています。
「技術は現場で盗め」といわれていた時代の「虎の巻」が本書です。良い時代になったものです。
読後に制作された映像には、ひと艶なにかがプラスされていることでしょう。
続刊が非常に楽しみです。
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