この本を手に取る患者さんは、「自分に起こっている症状を誰にもわかってもらえない」「原因は何なのか知りたい」と焦っているかと思います。
そういう場合は、14章の「めまいの患者さんが病院を受診するときには」を先に読むと役立つでしょう。
「原因は何なのか?」を判断するのは、患者には無理な話です。それに、初めから「この病気ではないか?」という自己診断・思い込みがあると、その病気に当てはまる症状ばかり注目して、当てはまらない症状には目をつぶる、という現象が起こってしまいそうです。
まず「この病気ではないか?」という先入観を捨てて、14章の内容に沿って、お医者さんに伝えたい内容をメモにまとめておくと便利です。また、診察でお医者さんが言った言葉も、後から思い出そうとすると、けっこう憶えていないです。メモを取るなどして残しておき、この本で改めて勉強するといいのではないでしょうか。
私は10年前、内リンパ嚢開放術を受けました。執刀医とは半年ほどでいったんお別れしたのですが、最近、再び診ていただけるようになり、先日「10年経過、おめでとう」と言ってもらえました。