ドラマ放送されたタイミングを見計らってか、新装版が出ましたが、何度読んでもやっぱりいい作品です。
1〜2巻は、高橋留美子先生がまだ若かりしころなので、今の作品に慣れている人は絵のギャップに
戸惑うでしょうが、漫画の内容は、最近は薄れてきた(ように感じる)留美子ワールドが、全快です。
一コマの中にボケと突込みが存在する様は、やはり高橋留美子作品ならではであり、他に真似事を
する作品はいくつか目にしたものの、やはりオリジナルの空気には遠く及ばず、何度みても笑えます。
特に、一刻館の住人、一の瀬さん、朱美さん、四谷さんが絡むと、もはや無敵状態です(笑)。
その反面、シリアスな場面では、主人公五代君の気持ち、ヒロイン響子さんの気持ちが、読者の心に
痛いほど伝わってくる・・・、特に三鷹さん絡みで、管理人が揺れ、五代君がなすすべなくなる
(五代君の自滅的な感もありますが、それもめぞん一刻らしくて、またいい)場面などは、思わず、
五代君と同じく、泣きたくなってしまった人も多いと思います(苦笑)。
この15巻で完結ですが、ラストは五代君と響子さんが落ち着くところに落ち着き、ハッピーエンドと
なりますが、彼らが出会ってから、過ごしてきた一刻館での日々を思い出すと、読者まで感慨深い
気持ちになるのではないでしょうか。
そして、この作品を作ってくれた高橋留美子先生に、また、笑いと感動を与えてくれた登場人物たちに
心からありがとう!といいたい、そんな気持ちにさせてくれる素敵な作品です。
まだ未読の方は、ぜひ読んでみてください。