71 人中、64人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
心の洗濯, 2008/3/18
レビュー対象商品: めがね(3枚組) [DVD] (DVD)
登場人物全員が“めがね”をかけていて,それだけでも何となく微笑ましく感じます。
舞台は“南の島の海辺にある民宿”で,そこの主人(光石研)と宿泊客(小林聡美),仲間たちとの交流がのんびりと描かれています。
ただ,のんびりしすぎて退屈してしまうと感じる方も居られるかもしれません。
海辺でのおかしな体操,みんなで食べるシーン,脇役だけど存在感のある犬など,少ない会話の中で時間だけがゆっくりと過ぎていきます。
「かもめ食堂」でもそうでしたが,この“のんびり感”を理解できるかどうかが評価の分かれ目だと思います。
“いい”映画”っていうのは,見終わってからしばらくたった後でも,どんな映画だったと語ることのできる映画だと私は思います。
近年の世知辛い世の中,時間の経過をゆっくり見送っていけるというのは,十分“いい映画”に値すると思います。荻上直子監督が描く不思議な時空の感覚を貴方も是非体験してみてください。きっと心の洗濯になりますよ。
94 人中、84人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
受け入れる、流されてみる、そして、たそがれる, 2008/7/10
レビュー対象商品: めがね(3枚組) [DVD] (DVD)
『かき氷はキライだから、いらない』
『なにかの集まりに誘われたけど、行かないで1人で食べる』
『朝、勝手に部屋に入ってこられるのは迷惑』
『ヘンな体操なんて、ぜったい無理』
何をすすめられても、自分がよしとしないものは、きっぱり断る。
素直に「ノー」と言っているだけなのだが、
こうしたタエコの態度は、この映画の中では、かたくなに見える。
ターニングポイントは、マリン・パレス。
わずらわしいことから逃げたら、もっとわずらわしいところへ
たどり着いてしまった。
あわてて飛び出すが、帰る道のりは果てしなく遠い。
道の真ん中で途方にくれていると、のんびりとサクラがやってくる。
みんながうらやむ自転車の後ろカゴに乗って、ハマダへ帰る。
サクラに目で諭され、タエコは迷わず、
いろいろ詰めこんだ重い荷物を、その場に置き去った。
ハマダから抜け出したはずが、またハマダへ戻っていた。
最初のタエコなら、そのまま空港に向かっていただろう。
それから少しづつ、周囲に耳をかたむけるようになる。
キライだったかき氷も、口にしてみようかという気になれるほど。
意味はわからなくても、気がついたら海を見て、たそがれていたタエコ。
いろんな人からの「どうですか」という誘いに、「はい」と返事をして受け入れたら、
気持ちよく時が流れていった。
めがねが飛んでいっても、気にならない。
本意ではないことでも、時には流されてみるのも悪くない。
こだわりを貫くだけじゃ、気づかないこともある。
そんなことをさりげなく教えてくれる映画だった。
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5つ星のうち 5.0
梅はその日の難のがれ, 2009/6/8
レビュー対象商品: めがね(3枚組) [DVD] (DVD)
かもめ食堂が大好きだったので公開されてすぐに「めがね」観にいきました。
正直・・・劇場で眠気が襲ってきました。
でも今はDVDを何百回とリピートです。
家事をしながら・・食事しながら・・ながら観ですが、DVDをつけてるだけでホント癒されます。料理したくなるし、掃除したくなるし、インテリアも素敵です。
今では「かもめ食堂」よりもいっぱい観てます。
癒されながらも・・「ちゃんと生活しよう!」と思わせてくれる1本です。