メインキャラクターはわずか3人の少女です。不死の少女「カギリ」と共に暮らす人の倍以上のスピードで歳をとる少女「みなも」、そして時間商人と名乗る謎の少女。あらすじはカギリが依頼された殺人の報酬として時間商人からみなもの寿命を買うというものであり、ストーリーとしては重いものとなっています。しかしながらやわらかく綺麗な絵柄で、カギリとみなもがいちゃいちゃするシーンも多いため、けして読みにくいものではないと思います。雰囲気作りは徹底されていますがその反面、なぜカギリは不死なのか、どうやって生活しているのか、親はどうしたのか、時間商人とは何なのかといった設定に関する疑問の答えは一巻の時点では明かされていません。正直、絵柄もストーリーも人を選ぶものでありむやみにお勧めできる作品ではないです。ですが、二人が戯れるシーンは微笑ましいものであり、また、全体的にどこか寂しげかつ切なげな雰囲気を漂わせているため私はこの作品が気に入っています。商品の購入動機は作者の前作を持っているためであり、私は普段百合漫画を買うことはありません。この点も考慮してこのレビューを参考にしていただけたら幸いです。