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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
むかしの「都立高校」は良かった。,
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レビュー対象商品: むかし〈都立高校〉があった (単行本)
著者の奥先輩は1962年に入学、私は1965年に「同じ」都立高校に入学しました。しかし何と1967年に「違う」都立高校にさせられてしまったのです。悪名高き「オビ」です。この書は団塊の世代で9科目受験を経験した人、特に旧ナンバースクール卒業の人、未だに「オビトラオ」を忘れることが出来ない人、学校群になった為好きな高校を選べず機械的に振り分けられ非常に悔しい思いをした人、サンデー毎日等の高校別有名大学合格ランキングを毎年見ている人、最近の都立高校の卒業生や現役都立高校生で、伝統ある母校のことを実感としてよくわからない人等々にまずはお勧めします。9科目の試験はすごいながらも全科目共偏りなくよく勉強し私としては受験勉強も楽しいものでした。都立高校の中で格差は大きかったものの、それが差別とは思いません。国立付属や私立高校をそのままにしておいて、都立高校だけ学校格差をなくしてしまったことには非常に残念に感じています。その結果優秀な子は国立、私立に殺到するという傾向を作り出してしまいました。伝統ある素晴らしい都立高校を劇的に変質させてしまった学校群制度・・・。 とにかく残念、無念の気持ちで、かつ思い切りノスタルジアを感じながら、その後有名大学に入れなくなった母校の情けなさを感じながら、一気に読んでしまいました。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本の特殊な歴史を学ぶ。,
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レビュー対象商品: むかし〈都立高校〉があった (単行本)
最初は、自慢を含むエッセイかな?というところもありますが、途中以降は、 学校群制という入試制度のことや、学歴社会のことなど、 日本の特殊な歴史を知ることができるので、とてもおもしろかったです。 そして、戦後民主主義の平等主義という弊害を取り上げていて、 読んでいて気持ちがよかったです。
7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
学校群制度が破壊した独特の学校文化,
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レビュー対象商品: むかし〈都立高校〉があった (単行本)
昭和40年代前半まで、東大合格者数の第一位は都立日比谷高校だった。日比谷高校の卒業生には、夏目漱石、谷崎潤一郎、横山大観などの著名人が目白押しで、都内から優秀な人材が集まる超難関校であった。ところがある時期を境に、日比谷高校を頂点とする都立の進学校は凋落の一途を辿り、今は私立の中高一貫校が全盛を誇る。なぜ、このような交代劇が起きたのか。それは「学校群制度」にあった。「学校群制度」は昭和42年(1967年)に導入された。当時の教育長は小尾乕雄(おび とらお)である。受験競争の過熱化を抑えるために、高校の平準化を目指した制度で、学区内にあるいくつかの高校に順繰りに生徒を割り振るものである。したがって受験生は希望の高校に入れるかどうか、それは運に任せるしかない。 この問題を「戦後民主主義」や当時の社会的背景をという観点を踏まえ、都立高校の全盛時代の都立新宿高校や都立戸山高校などのエピソード交えながら綴ったのが本書である。団塊の世代周辺には懐かしい内容であるが、それだけに止まらず、一つの教育論、文化論としても充実とした内容となっている。 今、都教委は都立高校の復権を目指し、様々な試みを行っているが、なかなか実効を上げることができない。かつての都立高校の育んだ学校文化は、旧制高校と同様、一つの時代を彩るものだったが、全共闘世代の消滅とともにあるいは消え去る運命にあったのかもしれない。
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