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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本 物 ,
By オールド・マン (JAPAN) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: み空 (CD)
「渋谷系」との連関で90年代前半に急に光を浴びたひとですが、じつは昔からこのひとの澄んだ世界は高く評価されておりました。<ただ、文字どおり知るひとぞ知る・・・で、荒井由実のような聴かれかたはしていなかったのではは?と思います。(荒井由実もすばらしいです。)日本のローラ・ニーロという振れ込みで絶賛歓迎された吉田美奈子、日本のジョニ・ミッチェルと謳われた金延幸子。このふたりは、日本の女性ヴォーカリストの系譜のなかでは草分けで、且つ孤高の輝きを今も放っています。わたしとしては、中山ラビと藤原秀子も忘れませんが。「日本のジョニ」としての金延幸子は、既発のレアトラック集(CD)のなかの「ほしのでんせつ」という曲でも味わっていただきたいです。まるっきり「ジョニの透徹とした世界」です。2曲目と4曲目が個人的なベストトラックです。お薦めの名盤です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
名盤の別の楽しみ方,
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レビュー対象商品: み空 (CD)
日本のシンガーソングライターのハシリである金延幸子のファーストアルバム。プロデュースを細野晴臣が担当しています。個人的に"時にまかせて"は大滝詠一がプロデュースしたシングルの方が好きですが、アルバム通しては細野さんで良かったんじゃないでしょうか。金延幸子の歌、唄、演奏の素晴らしさをストレートに感じることのできる、控え目なサウンドプロデュースに好感が持てます。大滝さんは"時にまかせて"のプロデュースに先輩細野さんに対してかなり対抗意識を持っていたみたいですが、アルバム一枚丸々任せたら恐らくオーバープロデュースなものが出来上がったであろうことは想像に難しくありませんね。金延幸子本人もシングルの方のアレンジはあまり好きではなかったようです。しかしナイアガラファンとしては、大滝さんが料理した「み空」を妄想するなんて楽しみ方もあります。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
心疲れたときに優しく響く,
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レビュー対象商品: み空 (CD)
渋谷系の王子様と呼ばれた時代の小沢健二がコンサート前に会場で流していたのを思い出して、久し振りに純然たる歌モノを聴いてみたくなり購入した。72年の作品に相応しく、音はかなりシンプルでアコースティックな佇まい。ふくよかなメロディのシンガーソングライターものとしての評価が高いことには、もちろん納得させられたが、その一方で旅人を思わせる孤高のフォーキーさも目立っている。とはいえ、そのフォーキーさ具合は、決して空っ風の吹くような寒々しいものではなく、ギターの弾き語りの一音一音にしても、とても真っ直ぐな歌声にしても、柔らかな太陽の日差しのごとく湿り気が感じられない。その辺りが、90年代に渋谷系を中心とするメロディと歌を大切にする人々に愛された所以だろう。 また歌詞の素晴らしさも特質している。それは「時にまかせて」が代表するように、生きるということの本質を突くような、自由なモノの見方に貫かれたもので、鬱的な気分の時など、きっと励まされることだろう。歌い方からもそれは感じることができ、実に大らかでかっちりした決め事に頼ることなく、半ば即興的に歌を歌っているように思える。それがとてもまろやかで、聞く者の気持ちをゆったりとさせてくれる。 世に名盤は星の数ほどあるが、トータルでの美しさといい、歌モノとしてのピュアな響きといい、この作品は紛うことなき傑作だと断言できる。
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