小学校の特別授業に、谷川俊太郎の「生きる」をテーマとして選んだのがすばらしい。いま学校でいちばん教えられなければいけないのに教えられていないのが、この「生きる」ということだから。
授業を受けた子どもたちは、大きくなっても何かの折に、著者から受けた「生きる」の授業を思い出すことだろう。この授業は、将来の子どもたちに力を与える最大の贈り物になったのではないだろうか。
本をデザインするにあたって、子どもたちに制約を課すところもすばらしい教え方だと思った。制約を与えられたこそ、子どもたちの想像力がどんどん膨らんでいくのが目に見えてわかるところは感動的だ。