製品版を買いました。DS版は触ったことないので比較はできません。
■操作感:方向キーのみの操作感は非常に良かったです。しかし、ページジャンプ機能はなく作品内には目次もなく、しおりも1作品にひとつしか挟めず、しおりを認識する前に読みきってしまう程度の文字数しかないのでウッカリすると読んだところまでオートセーブされておらず、アナログパッドによる高速スクロールなどは言うに及ばず検索機能さえもなければ、気になったところに片っ端から付箋を貼るような読み方もできません。パッケージの裏にある機能以外が当然のように無くてびっくりするほど不便です。
■画面:フォントを選べるのは良いのですが、フォントが大き過ぎる割に空白が少なく、非常に圧迫感があって読みにくいです。明朝体以外は丸ゴシックやポップなどただでさえ大きいフォントをより大きく見せるフォントしか収録されていないので、もう少し読み手で画面レイアウトが調節できれば良いと思いました。
■収録作品:著作権の切れた死後50年以上経過した作家で構成されている割に、例えば小栗虫太郎なら黒死館殺人事件、大阪圭吾ならとむらひ機関車、など是非読みたいと思っていたものが収録されておらず、残念至極。今後このシリーズが続くのであれば作品の重複を避けてもらいたい気持ちは勿論ありますが、絞った作者の全作品を網羅するような形であれば、と思います。例えば宮沢賢治の初稿や下書きなども含んだ全著作集がこの価格で買えるのであれば、大変リーズナブルです。
機能について文句ばかり書きましたが、今まで青空文庫から落としたHTMLをPSPに入れて読んでいたことを思うと、しおりが挟めるだけでも大したものなのかもしれません。今回は☆3つを付けましたが機能をブラッシュアップして収録作品を厳選した次を期待しています。