登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
どこか、じぶんと重なる短編集,
By カスタマー
レビュー対象商品: みんないってしまう (角川文庫) (文庫)
山本文緒の物語の醍醐味を、この1冊でたっぷり味わうことができます。短編集に描かれた人物や背景は、けっして特別なものではなく みんな私たちが日常で目にしたり、体験したりするものばかり。 だからこそ、最初の1行からすっと心に入ってくるのかもしれません。 誰もがふとしたことで抱いてしまう弱い気持ちや、負の部分。 読んでいると、鏡をつきつけられているような気分になります。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
心のからまった糸がほぐれた,
By すみん (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: みんないってしまう (角川文庫) (文庫)
タイトルから察することができるように喪失感がテーマの短編集ということだった。ある人との別れを意識した瞬間、その人との関係を喪失する淋しさがずしんと来ていた私はこのタイトルが気になった。12の短編集はどれも心に響く感動があった。特に「不完全自殺マニュアル」「片恋症候群」はその中で、自分が過去に感じた心象風景がまるで言葉として著されているような、からまっていた心の糸がほぐれたような感動もあり余計よかった。話そのものがまた結末が知りたくて、どのお話も一気に読めてしまう。多忙な平日の夜、束の間、蜃気楼のオアシスみたいな読書時間が持てたことがまた嬉しい。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
喪失感いっぱい。,
By
レビュー対象商品: みんないってしまう (角川文庫) (文庫)
覚悟はしていたけれど、喪失感が満ち満ちあふれる作品。 読み終わって、“病んでる” なんて印象を受けてしまうほど。 自殺する覚悟で愛を告白する女性。 好きなヒトのゴミを盗むことに快感を覚える女性。 小柄な喫茶店の店員少女に密かな恋心を抱く、中年男性。 山ほどの洋服があるのに着ていくものが決められない女性、などなど。 短編はどれも行き場がない終わり方。 それが当時の山本文緒の持ち味なのかもしれませんが。 小説って、読み手にその後の展開を、 ある程度方向性をつけてくれるものだと思ってたのですが、 彼女の作品は彼女の中でさえ、まだ終わっていないというか、 成長段階というか。 失うことに対する不安と恐怖が そのまま表れているというか。 そんな印象をひしひしと感じました。 他の時代の小説も読んでみたいなあと思いました。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|