引き籠もりぎみの青年中村マスオ(=婿)が、妙なきっかけで、南国のとある部族の姫に婿入りします。
この姫は、可愛くて、つくすタイプで、婿は惹かれてゆき、ラブラブライフが繰り広げられるというストーリー。
消費文明の日本から、モノの無い地に来た婿が、一番欲しいと願ったのは、コンビニでした。
コンビニには、本や食べ物飲み物が、手を伸ばせば届く場所にあり、音楽を奏でるモノまであります。
姫は婿のために、文字盤があり、実のなる木の下に婿を連れて行き、昔拾ったというオルゴールを奏でるのでした。
こちらの方が、心のこもったコンビニだと言え、何だか考えさせられたりします。
それにしても、二人を中心に繰り広げられるギャグは、マイルドを通り越して、ゆるゆるです。
ただ、それらギャグの中から、モノの無い地にこそ、モノがあるのだ、という事を感じたりします。
本書は、これで完結しています。
世知辛い世間を忘れ、しばし浸るには、絶好の一冊です。