内城本美さん、知らない方だったが、貧乏な一生で終わりたくないと努力した人だ。
それなら農業を学ぼうと、松本の瑞穂精舎という農民塾・修行道場に入れてもらった。リーダーの和合恒男氏は「詩をつくるより田をつくれ」と指導したと。1ヶ月にわたる旅修行もあったと。旅費は1銭も持てず、精舎発行の雑誌『百姓』50冊を売り歩き、売り上げの二割を旅の必要経費にあてながら修行する。
満州開拓に参加したが、敗戦で引き上げ、松本で農地開拓に挑戦した。貧しい中で、大変労働力が要るので、松本の知的障害者訓練生の力を利用しながら、やがて訓練生が就業力を身につけていく就業支援になっていった。今の世の中が乱暴・放任をとらなくなっているが、挑戦する課題が教育ではやはり鍵になると思った。
やせた土地で農業だけでは大変なので牧畜もこころみた。飼料を与えるお金がないし、牧草が雪に埋もれてしまう冬の牧畜−越冬放牧にも挑戦。いろいろやった方だが、最後には土に取り組み、土壌菌の活用の実践研究に励んだ。
未来問題解決プログラムでは、CmPS(実践的に地域の問題解決に取り組み結果的に学ぶプログラム)を上位プログラムに置いている。子どもたちや大学生までの学生に対するCmPS重視を感じた。