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この本では、人間の不可解な美意識とそれにかけらた情熱の数々を、写真やイラスト入りで紹介しています。
古くインカ帝国では、赤ちゃんの頭の骨を細長く伸ばすために、蝶番が付いた2枚の板で頭を挟んでいたり、 中世ヨーロッパの女性のコルセットなどは、ウエストのサイズでなんと40cm以下だったようです。 昔の人間は、健康に対してあまりにも無知ですよね。
しかし、ルドフスキー氏は、現代の女性たちも、美しいデザインのパンプスを履くために、足の指の骨を変型させていると指摘しています。 本の中で、理想的なパンプスのデザインにピッタリ入る、架空の足のデッサンが紹介されていますが、 この絵では、親指がまん中から生えています…。
また、この他にもいろいろな時代や地域を越えて、奇抜なファッションが数多く紹介されています。 この本を読めば、女の子の厚底グツなどは、ごく普通の出来事です。
ルドフスキー氏の観察する「人間たち」の固執は、私にはどれもこれもが不可解です。しかし、この本を読んで結局のところ愉快な気分になってしまうのは、私が思っていた以上に人間がユニークな生き物のようだということと、私たちひとりひとりも「もっとユニークなことをしてもいいのかも」と思えるからなのです。
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