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みそっかす (岩波文庫 緑 104-1)
 
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みそっかす (岩波文庫 緑 104-1) [文庫]

幸田 文
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登録情報

  • 文庫: 224ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1983/9/16)
  • ISBN-10: 4003110412
  • ISBN-13: 978-4003110416
  • 発売日: 1983/9/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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両親の不和 2008/6/6
両親が不和な家庭に育った幸田文さん。
父・露伴はもちろん、継母も悪い人ではない。熱心なクリスチャンである継母は、文さんと弟に聖書の物語を聞かせ、讃美歌を教え、気に入りのリボンをオバ公に取り上げられた文さんに「受くるより与うるは幸いなり」と教えてくれた。
それなのに父母の折り合いは悪く、争いの種は無尽蔵にあったという。
本の前半は実母と姉の死、後半はこの両親の争いが、冷静に見つめた目で淡々と描かれている。

娘の青木玉さんの「小石川の家」を読むと、この両親の不和は文さんが露伴、玉さんとともに太平洋戦争末期に疎開したときにまで影響を与えていたことがわかる。
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幸田文の少女時代を描いたこの作品は、掌におさまる小さな李朝白磁のような味わいがある。「柳川さん」という一編が印象深い。授業で先生から「電車は何の力で動くか」と訊かれた柳川さんが「車掌が紐でひっぱります」と答えた後のオチには「そうか、まだ、こういう時代だったのか」とハッとする。
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文さん 2010/9/26
By がい トップ500レビュアー
小堀杏奴さんの「晩年の父」とならぶ、思い出の記です。

幸田露伴の娘として生れ、早くに実母と死別した
幼い文さんの、切なくて、どこか愛らしい、
父と義母の板ばさみになっていた時期の、回想記です。

小堀さんも文さんも、
作家の中勘助さんに愛されたのは、
中さんの、ココロ正しくてさびしい人を見分け
愛でる、という姿勢に、お二人が当然のように
ひきつけられた、という結果なのだと思うのです。

父と義母が自分を家から出そうと相談しているところを、
庭で隠れて盗み聞きしてたら、涙が出て、
飼い犬がその涙をなめてくれた、という部分で号泣!!

「おとうと」「こんなこと」などとならぶ、
小さいけれども佳品なのです!!

ピュアとはこういうことだ!!
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