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みずうみ
 
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みずうみ [単行本]

よしもと ばなな
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大好きなママが、パパとの自由な恋をつらぬいてこの世を去った。ひとりぼっちになったいま、ちひろがいちばん大切に思うのは、幼児教室の庭に描く壁画と、か弱い身体で支えきれない体の重荷に苦しむ中島くんのことだ。ある日中島くんは、懐かしい友だちが住む、静かなみずうみのほとりの一軒家へと出かけようとちひろを誘うのだが…。魂に深手を負った人々を癒す再生の物語。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「MARC」データベースより)

中島くんはいつの間にか私の家に住むようになった。みずうみの近くに住む昔の友だちを訪ねたのをきっかけに、中島くんの過去が明らかになって…。壮絶で悲しくも、すべてを包み込むような澄みきった優しさにあふれた長編小説。

登録情報

  • 単行本: 206ページ
  • 出版社: フォイル (2005/12)
  • ISBN-10: 4902943123
  • ISBN-13: 978-4902943122
  • 発売日: 2005/12
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.5 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 560,040位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hal
形式:単行本
どこまでもゆったりとした(だけど底辺ははりつめた)、そんな物語が一貫して続くのかと思いきや。

中島くんの過去の種明かしのラインにすこしぞっとした。

底に伴うはてしない絶望感のようなもの。

そういうかなしみを背負ったとほうもなく優しいひとを書いてしまうのがほんとうにうまいなあ、と思った。

一見して穏やかな、だけど実際はすごく危ない、こわい話。

読み終わってからしばらくは本の世界にはまってしまった。

吉本ばななさんの本のなかではとくにすきなものに入るかもしれない。深くて、静かな物語。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
カバーをみたとき、ぐぐーっと引き寄せられました。

帯もなく、静かな絵の表紙。

そのイメージのままに、静かに進んでいく物語。

静かな湖面のキラキラ輝く様を間近にみたくて

ボートをこぎ出してみずうみの真ん中にきた時

ふと水の中をみたら、澄んだ水の深さにぞっとした。

そんな感覚の本でした。

可哀想な状況や、悲惨な心情をマシンガンのように吐露する

訳ではなく、ただ傷口をやさしくなぞっていくように

つづられているだけなのに、どうしてこんなに泣けてしまうのか

よく判りませんでした。

ただ静かに押し寄せてくる気持。

世の中の残酷さや悲惨さの中で

生きていかなければならない決意のようなものを

「みずうみ」というタイトルや装丁やカバー絵など

本のパッケージ全体の雰囲気で感じさせてくれました。

お勧めです。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sato
形式:単行本
この作品は、育った環境がいかに一人の人間のその後の人生を大きく左右するのかを

鋭く描き出している。主人公のちひろが心惹かれていく中島くんは、ガラスのような繊細な

心を持った男性。決して誰にも本心を見せようとせず、世間から隠れてひっそりと生きてきた。

普通の女の子だったら、とても荷が重過ぎる彼だが、母の死という大きな悲しみを乗り越え、

一人で生きてきた主人公はそうではなかった。ちはるは、中島くんが拭い去ることのできない

深い心の傷を持っていることを持ち前の感受性の高さで敏感に感じ取るが、決して彼の過去を

問い詰めることはなく、あるがままの彼を大きく包み込み、受け止めていく。もちろん、

彼との出会いは、彼女に多くの葛藤を生み出すことになるが、彼女はそれを独特の世界観で

乗り越えようとする。

内容的には献身的な純愛ストーリーとも言えるかもしれない。しかし、恋愛物として読むと、

正直、あまりすっきりとしない読後感だ。むしろ、著者は、現代の日本社会にはびこる闇の部分

を描いたのだと思う。著者が扱った題材は決して単なる風変わりな人々を主人公にしたもの

ではない。現代社会がこのように心に深い傷を負った人々をたくさん生み出していることを

批判的に示唆しているのだと思う。今日の日本社会が抱える家族をめぐる深刻な問題・・・。

虐待、家庭内暴力、過保護、育児放棄等々。

この本では、現代の裕福なのにどこか陰鬱で歪んだ日本社会のあり方の一片を見せ付けられた

ような気がした。人と人との交わりが希薄な現代社会のなかで必死に居場所を見つけようと

する登場人物たちの姿が二人の恋愛事以上に印象的で、心に重くのしかかった。

肝心なラストシーンの締めくくりが内容的にあまり膨らまずにしぼんでしまった感があり、

少々物足りなかったが、それでも色々と考えさせれる良い作品である。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
深イイ〜
ばななさんのほんわか暖かい読後感があんまり感じられない作品でした。
読み応えのあるとても深い作品です。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: kiki
濃い闇と光のコントラスト
読み終えてみて

結果的に
「奇跡的な運命の出会い」だったのだなあ
とだいぶ時間が経ってから思い返しました。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: しかばねさん
みずうみ
孤独でさびしい。でもあたたかい。
よしもとばななさんの本の中では大好きな部類には入らないけど、それでもやっぱりすごくいい。
投稿日: 21か月前 投稿者: xx
さまざまな母性を感じられる作品
行動的でサバサバとした感じの「ちひろ」と、弱々しく内省的な「中島くん」を対照的に見せつつ、お互いを必要としていく様子が少しづつ描かれていきます。特に、ちひろが感じ... 続きを読む
投稿日: 2009/11/14 投稿者: ピカール
そのものずばり
「みずうみ」 
この題名が作品や中島くんの内側、
彼がいたところ(あまり詳しくは書きませんが)などを... 続きを読む
投稿日: 2009/5/31 投稿者: vega
物静かな世界
おだやかな湖のほとりを連想させる文体。しかし取り扱っているテーマ自体はかなりヘビーでディープだ。ロマンティックなだけの恋愛小説から抜け出したい人にはおすすめです。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/10 投稿者: たこたこ屋
ことばによる癒し
心に傷を追う恋人同士が、自分の心の奥底に秘めて目を背けていた過去と向き合い、乗り越えていこうとする。
1文字も読み飛ばすことが出来ない。... 続きを読む
投稿日: 2009/2/6 投稿者: うに
素晴らしい
わたしの大好きな本の一冊です。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/20 投稿者: belly
題名が象徴
「みずうみ」 
この題名が作品や中島くんの内側、
彼がいたところ(あまり詳しくは書きませんが)などを... 続きを読む
投稿日: 2008/1/31 投稿者: vega
ばななさんはどこへいこうとしているのだろう。。。
ひとつ間違ってしまうと、私みたいに一生いらいらして暮らすことになっちゃうんだよ?... 続きを読む
投稿日: 2007/11/7 投稿者: tao
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