何をおいてもまずはジャケットの美しさ! そして、透き通るような素晴らしい歌声! それにしてはCD化の順序、いきなり5枚目、そしてファースト、4枚目とくるのはどうかと思うが…。はじめに聴くなら、是非このファーストアルバムから聴くことを薦める。
しっとりと落ち着いた感じで全体がまとめられ、あべ静江の美声を心行くまで楽しめる作品である。特に「みずいろの手紙」の語りとハイトーンのヴォーカルは圧巻。「わたしの城下町」「誰もいない海」などカヴァー曲もバラエティーに富んだ楽曲が収録されている。そのカヴァーでは「わたしの城下町」で本家・小柳ルミ子にも引けをとらないヴォーカルを聴かせ、秀逸。
清楚で知的なイメージはもちろん、古風な着物姿がピッタリ、そんな雰囲気を持った作品である。