作者の方は、子供に豊かになってほしくてこの本を書いたのでしょうか?
正直とてもそうは思えません。
原発のことを語っているのは言うまでもありませんが、しかし、思考力も社会的見識も少ない小さな子供に原発の是非を語るのが本当に良いことなのでしょうか?しかも内容は福島原発の事故を土台に、作者の偏見に基づいた脚色がなされています。自分の思想を子供ではなく、大人にアピールしたいのではないか?と思えてきます。
原発周辺に住んでいた子供が成長して、将来奇形の子を産むとも思わせるような表現は論外であり、出版差し止めになってもおかしくない内容で激しい憤りを感じます。
さらに、「えらいひと=自分勝手で卑怯な人」 という社会的に歪んだ考え方を子供に植え付けてしまいます。他のレビューに書いている方もいましたが、本当にこういう点で作者の潜在的な思想が出ていると感じます。
この作者の方は単に、反原発の思想と「自分の心のキレイさ」を、大人(というか世間)にアピールするために書いたとしか思えない、低劣な内容の本です。はっきりいって、100%子供向けの内容では無いと思います。
戦争は悲惨なものであること、原発は危険だからできれば無いほうがいいこと、はほとんどの人が判っているのです。 絵本を書いて子供に何かを伝えたいのなら、「では皆が幸せに豊かに生きるにはどうすればよいか?」を考えられるような内容にして欲しかったです。