このタイトルの本に興味を持つ方が人間関係を厄介なもの、
あるいは疲れるものと感じておられることは確実だろう。
そのような状態に包み込まれ、脱出不能であるかのように
思えるとき、この本を手に取ることで救いを得られるだろうか。
よくわからない。星5個つけておいてその言い方はないだろうと
思われるかもしれない。しかし真に良心的な本は即効性などないものである。読んだからすぐに何かが変わるわけではない。
しかしこれは断言したいが、間違ったことは書かれていない。全ての人にあてはまる「見立て」ではないかもしれないが、著者はこれまでの
経験から抽出できる「底深い人間理解」をできるだけ誤解を生まない語法で呈示しようと、必死の努力を試みている。