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まぼろし<初回限定パッケージ仕様> [DVD]

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登録情報

  • 出演: シャーロット・ランプリング, ブリュノ・クレメール, アレクサンドラ・スチュワルト
  • 監督: フランソワ・オゾン
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • 言語 フランス語, 日本語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: 東芝デジタルフロンティア
  • DVD発売日: 2003/03/28
  • 時間: 95 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B00008CH85
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 69,554位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

夫と南仏の海へヴァカンスにやってきたマリー。だが彼女が浜辺で寝てる間に、夫が蒸発してしまう。ひとり残されたマリーは・・・。『愛の嵐』のシャーロット・ランプリングが驚嘆すべき名演とエロティシズムで魅せる感動作がDVD化。

【商品内容】
・初回生産分のみケース入りデジパック仕様!
・ピクチャー・ディスク
【特典映像】
●フランソワ・オゾン監督コメンタリー
●シャーロット・ランプリング&ブリュノ・クレメール インタビュー 映像収録
●予告篇収録

Amazon.co.jp

   異能の人、フランソワ・オゾンがこれまでのダークな作風から一転、正攻法の語り口で巨匠の道を歩みはじめた転機的作品、それが『まぼろし』である。マリーとジャンは25年間連れ添った夫婦。例年同様に南仏でバカンスを過ごす2人だったが、何の前触れもなく、ジャンは海に忽然と姿を消してしまうのだった…。
   愛する人を失い、孤独をさまよう主人公の喪失感にドラマは濃密に寄り添っていく。台詞を廃した余白の積み重ねが、いっそうの寂寥を誘う。そんな悲しみのただ中に凛としてたたずむ主人公を、シャーロット・ランプリングが円熟の名演でみせる。その視線の演技は、すべての心情を言い表しているかのよう。とりわけ、いるはずのない亡霊としての夫との語らいが印象的だ。海原の轟音がいつまでも心に残るのは、抑制された音楽演出の効果にほかならない。
   フランソワ・オゾンが苦手という人にも、お薦めできる作品である。なお、前半は35ミリだが、後半は予算の関係上、スーパー16で撮影されているのだが、これがまた絶妙の効果をあげている。(麻生結一)

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23 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
まさに幻 2005/7/24
By 蓮華*
バカンス先の海で長年連れ添った夫が失踪し、悲しみにくれる妻のその後の話。
愛する夫が「まぼろし」のように、忽然と姿を消してしまった・・・という意味での「幻」ではなく、彼女が信じて疑わなかった「夫もまた私の事を愛してくれている」という思いが実は「まぼろし」であったという風に私は捉えた。配偶者を亡くした妻の悲しみを美しく描く映画なんて思っていたけれど、後半に行くにしたがって、夫の思い出を探れば探るほど、自分の事を実は愛していなかったんじゃないかと思えてくるあたりが恐かった。
シャーロット・ランプリングの細い目と華奢な鼻梁が、だんだん憎々しく思えてきて、だからあんたは夫に逃げられたんじゃないの?と思わせる。そこが上手い。彼女の演技も、演出も。
最後のシーンは、膨大な量の海水と打ち寄せる波が自己を押し流していきそうで、自分の信じているものが本当は海を前にした彼女のようにちっぽけなものなのじゃないかと、私は恐かった。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最初、二人がカップ・コーヒーを飲む場面から見事だった。
長年つれそっている夫婦、お互いよりそいあっている夫婦というのはこういう雰囲気を
持っている。一人より二人で対になっているほうが自然というかんじ。

この奥さんが美人である。大学で教えていて才色兼備。パーティでは主役っぽい役回りをする。
旦那さんはちょっと内気なタイプ。奥さんが外から戻ってくるのを待っていてくれる。
奥さんは自分の美しさを認めてくれ、仕事を理解してくれ、遅く帰っても優しく迎えてくれる
夫が大好きで、夫のいる家がとても居心地がいい。

ところが夫には居心地がよかったのか・・・。

25年間夫の優しい保護の中で何の疑問ももたなかった奥さんが、夫の不在に戸惑い始める。
違う男性と付き合ってみる。自分自身がすでに夫のパートナーとしての感覚しか持っていないことに
気付く。義理のお母さんにあってみる。自分が夫を知らなかった事実をつきつけられる。
警察からも連絡がある。

ラストは「彼は無事?、夫が戻ってきたらもう自分は大丈夫!」
と必死な思いが伝わってくる。夫婦ってどういうものか。
秀作です。

このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
25年間連れ添った愛する夫の死。残された妻の視点で進む静かな映画です。少ない台詞の中から、彼女の心の内を実に繊細に描いていて、とてつもなく切ない。
しかも彼女は、「死」を乗り越えるのでもなく、受けとめるでもなく、幻と現実が混同したままで時が流れていく。突然の悲劇を受け入れず克服せず成長せずの姿は、観ていて本当に痛々しい。自分は本当に夫を正しく愛せていたのか、理解できていたのか…。
ラスト、幻に消えていくかのような彼女の姿に、またフランスお決まりの煙にまくやり方かと思って些かウンザリでしたが、よく考えると、敢えてはっきりと映さなかった事で、逆に言えば本編では救いようがなかった彼女が実は救われていたのかも、と考える事もできました。
「死」をテーマにした作品は多いですが、オゾン監督は薄っぺらい感動を誘うストーリーにはせずに、真摯に向き合って作り出した秀作だと思います。
救いがたい彼女の可哀相な姿に、改めて隣にいる人の愛し方を考えさせられる映画でした。もちろん、これは私個人の感想なので、他にも色んな感じ方ができる筈です。
ご大層に大げさな感動を垂れ流すハリウッドの映画に涙を流すより、これを観て真正面から「死」に向き合うべきではないでしょうか。
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